■Girl's■
□●蕾たち(紫穂×葵)●
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「はぁ〜…」
ため息をつく葵ちゃんに私は視線を向けた。
「どうしたの、ため息なんかついて?」
「いや、ウチの胸、成長せんなぁ…て…」
そう言って葵ちゃんは自分の胸に手を置く。
「また薫ちゃんに言われたの?」
「そうや!小さい小さいって、何べんもっ…」
ふるふると震えながら握り拳を作る。だから、私はクスクスと笑ってしまった。
「紫穂!笑い事やない!」
「ごめんね。でも、小さい方がいいと思うなぁ…」
そう言って私は葵ちゃんの後ろに回り込み、後ろからペタッと胸の上に手を置いた。
まだ成長途中の小さな膨らみが手に伝わる。
「コ、コラ!どこ触って…」
焦る葵ちゃんに私はまたクスクスと笑った。
「大丈夫。ちゃんと成長してるわよv」
「その笑いが気になるやん!」
「胸なんてすぐに大きくなるわよ。………なんなら、大きくなる方法教える?」
葵ちゃんの目を覗き込む。答えなんか聞かなくてももうわかってるんだけどね…だって、読めちゃうから…
「胸をね…こう、マッサージするんだって。」
「ちょっ、紫穂…っ」
制服の上から軽く胸を揉む。それに対して葵ちゃんはビクッと、体を震わせる…