■絶チル短編ストーリー■

□◆私らしく(蕾見の皆本いじりver2)◆
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 せわしなく動き回る皆本くんを眺める。
 あれだけ女の子が周りにいるのに目もくれない。
「まぁ…根が真面目なのよね、皆本くんは。」
 だからこそ思う。宇津美くんを思い出すと…
 周りの女の子がどれだけ注目してたかなんて全然気付かない…にぶい奴。
「………。あー…だからか!」
 私のいきなりの大声に皆がいっせいに振り向く。
「か、管理官?いきなりどうしたんです?」
 驚いた顔で皆本くんが私を見ている。見た目は全然似てないのに、性格が似てるから……
「管理官?」
「あ、気にしなくていいわよ。納得しただけだから。」
「だから何をですか?」
 わからない事をそのままにしたくない。そんな顔を私に向けてよこす。だから…
「どうして皆本くんをからかいたくなるのかが理解出来たって事v」
 テレポートで皆本くんの前に現れ、そしてそのまま唇を合わせた。
「ん〜…v」
「んん〜っ!」
 周りもいつもの事と呆れ顔だ。そう、皆本くんをオモチャにするのが日課。
「管理官っ!」
「ほら、可愛いv」
 真っ赤な顔を指差され、皆本くんは余計に赤くなる…
「………そんな反応が一緒なのよねぇ…」
「は?え?何が一緒?」
「…皆本くん…チルドレン達がいないからって油断しすぎ。いつ誰が貴方を襲うともかぎらないのに…」
「そんな事するのは管理官しかいませんっっ!」
 私はニッコリと皆本くんに笑いかける…
「断言されちゃうんだ……だったら、本気で襲っちゃってもいいって事よね?」
「え?いや、管理官…ちょっと待ってくださ…」
「ウフフ…ほ〜ら、みんなも期待してるわよv皆本くんのストリップショー…」
「嘘だ!楽しんでるのは管理官だけだ!みんな早く止めさせて…」
「管理官、カメラ準備しました!さぁ、どうぞ遠慮なく。」
 デジカメを片手に賢木くんが叫ぶ。どうやら、自分が標的じゃなくて安心したような顔をしている…
「賢木の裏切り者ーっっ!」
「皆本、骨は拾ってやる。存分に襲われろ!」
 私はクスクス笑いながら、皆本くんに馬乗りになった。
「じゃ、皆本くんv覚悟完了?」
「こ、こんな職場訴えてやる〜っっ!」
 叫ぶ皆本くんをしりめに私は楽しんでいた。昔の事を思い出しながら…
 苦しくも楽しかったあの時を懐かしみながら……

*END*

2009*10/2*しのぶ

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