■絶チル小説■

□◆恋心2(賢木×紫穂《中学生ver》)◆
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見付けてしまったメッセージカード…それに触れ、相手の女の人の姿が頭に浮かぶ。
「…結構、綺麗な人。」
 医務室の机の上に置かれたカード。賢木先生宛てなのはすぐにわかった…
「…また付き合うのかなぁ…」
 いったい、何人の女の人と付き合えば満足するんだろう…
 小さいため息をつく。
 触れれば見えてしまう相手の心…だから読まないようにしている。
「だって…嫌われてたら……」
 そんな不安にかられる。だから、私からは触れない…
 ドアが開く音に振り向く。もちろん先生だ。
「あっれ〜、紫穂ちゃん?めずらしいな?皆本に怒られたか?」
「違うわよ!」
 思わずその言葉に反論して、握り潰してしまったカード。だからソレを後ろに隠してしまう…
「んじゃ、どうしたんだ?…まさか!具合い悪いのか?」
 触れようとする手から逃れる。今触れられたらカードの事がわかってしまうから…
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