■絶チルBL■

□◆赤い糸(賢木×皆本)◆
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結局の所、長時間の難関オペになる始末に…。
「どう?落ち着いてる?」
白衣に着替え、病室にいるオペ後の患者さんを見に、こっそりと担当看護士に声をかける。
「はい。バイタルも安定していて、順調です…先生もお疲れですよね。お休みになられたらいいですよ」
にっこりと。まさに天使の微笑みだ。
こうして医師としての仕事を毎日こなす…

そんな毎日でいいのか。
いささが疑問になる。

「やべ…超眠ぃ…」
ふぁっと大きなあくびをする。
「あの看護士、ヤローがいるんだなあ〜残念」
唇に触れたちょっと気になってたコ。彼氏持ちだ。
余計なことまで読めるのも…苦痛だった。
自分の個室のドアをあけると、思わぬ客人が先にベットを占領していた。
「カワイイ寝顔みせやがって…」
枕に顔をうずめ、俯せで気持ちよさそうに眠る客人の髪を撫でる。
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