ｱﾆﾒ＆原作
□お仕事DEATH★
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「今夜も、何だか妙な魂を刈りに行くコトになっちゃったワ」
（グレル、コートを羽織って身支度をする）
「ヒヒヒ……ロンドンという場所柄、平穏に天寿を全うする人間は多くはないからねぇ。その分、小生の仕事もたくさん舞い込んでくるよ」
（葬儀屋、店のカウンターに座ってニヤニヤとグレルを見ている）
「そういえば、この前のお客は、カラダがなかったわよネ」
「そう……高温で焼き尽くされてしまって、回収できたのはこの灰だけだよ」
「回収課の死神は誰だった？」
「さぁ〜て、誰だったかなぁ。魂ごと焼き尽くされてしまったから、今ごろ上司に大目玉を食らっているかもしれないねぇ。気の毒に……」
「……まさか。アナタをおかしな目で見ている、新入りのアイツじゃないでしょうネ？仕事にかこつけてアナタに近づこうとか、ガキが考えそうなこと……ン、…っ」
（いきなり腕を引っ張られて唇を塞がれる）
「ほぅら、目を開けてごらん」
（そのままの姿勢で葬儀屋がささやく）
「ゃ……キス、してる時は、アナタも閉じて、ヨ……」
「いやだよ。君の瞳は１秒だって長く見ていたいんだから。
小生は、他の誰がいようと君しか見えないんだから」
「あ、だったら、放して……ァ……」
（暗転）
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