Kurz
□R、指定。
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「いいことグレルっ?
真のレディを目指すなら、
喉の奥を使うなんて優美じゃないわ!
邪道よ!下品よ!
そんなことでは、紳士の心を射止められないわよ!」
「そ…んな…っ、
これで充分じゃない!
どこがイケないのヨ!」
「あんたのは半端なのよ。英国の悪い習慣が染み付いちゃってるわ」
「アタシ…もう精一杯ヨ…ッ!これ以上どうすれば、いいの…?」
「舌先よ。舌技が勝負の決め手よ」
グレルちゃんがマダム・レッドの執事だった頃。
夜会もなく、裏の狂宴にも出向かない夜は、時々こんな光景が繰り広げられていました。
バーネット邸の居間を覗いてみましょう
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