Kurz
□Arkh〜残照〜
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魔物が巣食う地底の洞窟
太古の昔からあらゆる情念を沈めて鎮めてきた湖
その淀みを
底の底まで照らし出すかのごとき
黄緑色の視線
太陽光線に見放されたこの空間を彩る
夜の太陽とも呼ばれる
ペリドットの瞳
何故だろう
お前の瞳を見ていると
遠い昔を思い出すような
まだ見ぬ未来を感じるような
自分の心の奥に指で触れられたような
お前の舌には血の味がした
俺の血の味が
お前の体内には今もそれが
残っているのか?
脈打つ流れとなっているのか?
滑稽だな
わからないものなら排除してしまえばいい
不可解なものなら踏みにじってしまえばいい
そのどちらもできないのは
そのペリドットの輝きを失いたくないと思うのは
俺自身が制御できないなんて
これが本当に
俺の意識なのか…?
まぁいいさ
地上に戻れば太陽は
俺のためだけに輝くんだ
さぁ天高く昇れ
何かを見つけたような湿っぽい感覚を
乾かしてしまえ
Ende.
ヤバい…この男、もはやオリキャラだというのに動かし易いww「鬼畜」って、ある意味単細胞かも(笑)
つづき?
Wohlgeruch〜香
091113