Gruen

□!女体化!
1ページ/3ページ



〈まえがき〉

お嬢様に提供していただいたイラストに、文章を付けました。

女体化です。
R-18です。

閲覧は自己責任でお願いいたします。




あり得ない。こんなコト、嘘に決まってる。解せない。そうヨ、夢だワ……

「そんなに女性になりたいなら、願いを叶えてあげるよ」

葬儀屋は、そう言ってレコードにチャチャッと赤ペンを走らせた。

「きみは、そのかわりに何をしてくれるんだい?」

アタシ……何を返せばイイの?

「ヒッヒッヒ……小生が作った体だから、小生だけに触る権利があるよねぇ〜」

触る?

「まずは……その、まぁるい胸からかなぁ〜」

言われて初めて気が付いた。胸があるって、こんな感じなのネ。
他はどうなのかしら。どう変わってるのかしら。自分ではよくわかんないから、葬儀屋に教えてもらわなくちゃ。

「さ、横におなりぃい」

体中どこもかしこもフニャリとしてて、力の入れ方がわからない。
仰向けになった目の前で、ボンッとボリューミーな2つの膨らみが踊ってる。違和感を覚える前に、先の尖りをピンッと弾かれて、谷間に顔をうずめられる。

「極上の形だ。崩れないように普段は固定しておかないとねぇ〜。可愛い下着を用意しないと」

ニヤニヤ笑いながら、両手のひらで水でも掬うように持ち上げられる。
まったいらな胸と違って、いろんな刺激がクるんだワ。

そうしているうちに。
体のまんなかに、ぬかるみみたいなのを感じ始める。触られてもいないのに、ひとりでに、じゅんっじゅんっと脈うってる。

「もう小生を待ってくれてるんだねぇ……ヒッヒ……いくよぉお」

いきなり、指なんかとは違う、太くて硬くてあっついのがキた。
いきなりなんて無理ッ! やだ、壊れちゃう! 普通、たっぷりじっくり指で慣らすモンでしょ? ひどすぎるわヨ!

怖い! やめて。よして!

頭では、思うのに。ソコは、じゅぷじゅぷ鳴らしながら従順にソレを飲み込んでいく。

どうして……どうなってるの……

「簡単に入っちゃったねぇ。まるで、ずいぶん慣れた体みたいだ」

これまでは、長い長い時間をかけて、慣らして解してもらって、オイルを塗り込めてたのに。やっと入っても、それでもギチギチだったのに。いきなりニュプッと入っちゃうなんて、信じられない。

「ほら、腰を振って、もっと良くしておくれよぉ。できるだろう? こぉおんなにいやらしい体なんだから」

何か、違う。

アタシに触れているのは確かに葬儀屋で。
葬儀屋が触れているのは、間違いなくアタシの体なのに。

こんなのは、知らない。これまでアタシが知らなかった感覚ヨ。

「知らない体を抱くのは、新鮮な気分だねぇ〜」

頭がついていかない。思わず、ギュッと目を閉じる。

奥で、ナカで、葬儀屋の大っきいのを感じているアタシと、そんなアタシを見下ろしてる別のアタシがいるみたいな。目は閉じてるのに、見えているみたいな。

葬儀屋が、アタシの知らない体を抱いている。

こんなのって……こんなのって……


「!!!!」


目を開けると、アタシはお花畑で横になっていた。

「夢……ホントに夢だった……」

あちこちペタペタ触って、自分の体が慣れ親しんだ体なのを確かめて、何だかホッとする。

「寝すぎちゃったワ……帰りまショ」

アタシは、見たこともない妖しげな花が咲き乱れるお花畑を後にした。


Ende.


〈あとがき〉

〜この後、葬儀屋とめちゃくちゃヤりました〜

女体化、初体験です……お嬢様が提供してくださったイラストに合わせて、愛娘グレルも私も初めての扉を開きました!
恥ずかしいです。BLより、よほど激しく恥ずかしいです。この路線は、これにて封印します。
葬儀屋がヒドイ変態発言を連発して、グレルはセリフなし。これが最大の違和感かも。


.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ