企画
□T6
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(洋服店で)
「おや、もしかして南先生?」
「あ、こんにちは鳳先生!お買い物ですか?」
「ちょっと夏物をね。南先生こそ紳士服売り場でお買い物かい?」
「ちょっとプレゼントを探してたんです」
「………プレゼント?男性に?」
「はい、実はもうすぐ父の誕生日で……」
「ああ、何だ。父親に、か」
「? ええ」
「それで決めあぐねていたというわけかな」
「そうなんです、男性の服は難しいですね…」
「良ければ一緒に選ぼうか?」
「え?」
「異性として何かアドバイス出来るかもしれないしね」
「宜しいんですか?わあ、助かります!」
(彼女の言葉に安心してる自分は、思ったよりも余裕がないらしい)