Poke-mon

□かてきょぱろ
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はじめはただ欝陶しいだけだった


「はじめまして!今週から君に勉強を教えることになった…」

「必要ない。出て行け」

「初対面で随分な言いようだなぁ。これでも一応年上なんだけどな」

苦笑いと共に少し癖のある少し長い一ツ結びの髪をかきあげる仕種に一瞬目を奪われる

「年上だから…何だというんだ」

「ん…まぁ俺の場合年上って言ってもまだ学生の身だからいいけれど、目上の人にはちゃんと敬語を使おうね」


そう言って彼はくしゃくしゃと俺の髪を撫でる

言ってる割には態度がまるで子供扱いだ。…なのにその手は温かくて…嫌いじゃない


「」

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