Poke-mon
□こねこねた
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孵化作業・育成作業に疲れました…
「なぁ、兄貴はどうして育て屋を始めたんだ?今まで兄貴がブリーダー目指していたなんて話、俺は聞いたことがないぞ」
「えっ?別に大した理由じゃないよ」
「…隠し事は不愉快だ」
「またそういうこと言う…まぁ確かに始めはトレーナーとして強いポケモンを育てて戦うためだったよ。そのために強い血統で交配させて孵化させて強化して調教調整して、また次のポケモンを孵化させて強化して調教調整して…………」
「まぁ一から育てるのは基本だよな」
「それでね、ある日思ったんだよね。だったらこれを仕事にしちゃえばいいんじゃないかとね。育て屋もやってること同じだし、お金入るし」
「………で?」
「だから育て屋を始めたの。ある意味天職?」
「………(カッコイイ理由を期待した俺がバカだった…)」
「でもシンジだって俺が育て屋だと便利だろう?ちゃんと愛情込めて育ててるんだから♪」
「む……ま、まぁな」
「なんならシンジのことも愛情込めて育ててあげようかー?」
「な…?!」
「なんちゃってね♪」
「……兄貴……」
「うん?」
「だったら育ててもらっている礼に俺が兄貴を育ててやるよ」
「断る」
「即答するな」
「どうせあんなことやそんなこと仕込もうとしてるんだろ?シンジのえっち、鬼畜変態ー」
「……(泣かす、こいつ絶対泣かす)」
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