<長編集>
□それ行け〜!がくとくん!
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★第一回目放送★
月曜日。PM21:00まであと10秒。
・・・・・3、2、1。スタート。
向日「はいっ!こんばんわーっ!!今日から新しく始まりました、このラジオ!」
??「イエーイ。」
??「やったね^^」
向日「メインパーソナリティを勤めるのは、そう!向日岳人!!俺です!!ひゃっほー♪」
??「・・・テンションたっか。」
??「微笑ましいよ^^」
向日「俺1人だけでも良かったんだけど、一応アシスタントも居るから紹介するぜ!」
??「一応って・・・」
??「ちゃんとした紹介を宜しくね。」
向日「まずは1人目!女子を見る目が気持ち悪い伊達眼鏡!忍足侑士!!」
忍足「おい。紹介おかしい。俺は紳士やっちゅー」
向日「必要だと思わねぇけど覚えてやってくれ。それじゃ次!」
忍足「シカトやめぇ!俺は必要な男やで。よろしゅうな。」
向日「氷帝のTHE・普通!口癖も印象が弱いコイツ!滝萩之介!!」
滝「・・・なんだかなぁ(´・ω・`;)滝です、よろしくね^^」
向日「それではタイトルコール!向日岳人の、それ行け〜!がーくーとー・・・コラ。」
滝「あれ・・・どうしたの?」
向日「お前らも一緒に言うんだよ!”がくとくん”のところ!!」
忍足「知らんわ。勝手にやりぃや。」
向日「んじゃ帰れ。俺1人でやっから!」
忍足「アカン!!俺やって目立ちたくて堪らんのや!!」
滝「おいおい・・・これ収録じゃないからね。生放送ってこと忘れないで^^;」
向日「よし、もう一回な!”がくとくん”をドラえもん風に言うんだぞ!?」
滝「わかったよ。」
忍足「やったろうやないか!!」
向日「気を取り直して!向日岳人の、それ行け〜!」
3人「がーくーとーくーん!!」
向日「スタート♪」
忍足「始まったな。」
向日「待ちに待った俺メイン!小説じゃねぇけど、まぁ気にしねぇ♪」
滝「相当嬉しかったみたいだねw」
向日「当ったり前だろ♪えー、このラジオは、誰も居なくなった氷帝学園の放送室からお送りしてます!」
忍足「ちゃうやん。ちゃんとしたスタジオやん。」
向日「いや、一応そういう設定にしとこうぜ!?リアリティがあるし♪」
忍足「設定とかいらんやろ。」
滝「それはそうと、このラジオはどうやって進行していくの?」
向日「わかんねぇ!(o´∀`o)」
滝「えっ・・・」
忍足「そんなんでよく俺が必要ないとか言うたな!おっちゃん怖いわ!!」
向日「だって今日からなんだもんよー(。´・ε・`。)プー」
忍足「プーちゃうわ!台本はないし・・・コーナーとかも考えてへんのやろ?」
滝「ちゃんとやらないと、今日で終わっちゃうよ?」
向日「いーやーだ!!グダグダでも続けていくんだよ!!」
忍足「ただの電波ジャックやん。せめて1つでもコーナー作っとかなあかんって。」
向日「うーん・・・どうすっかなぁ〜〜・・・」
滝「・・・前代未聞だよ、何も決まってないまま放送しちゃうなんて・・・(´・ω・`;)」
向日「とりあえず、これにしよう。”氷帝・愚痴トーク”!」
忍足「ありきたりやなぁ・・・」
滝「愚痴ねぇ・・・」
向日「いっぱいあるだろ?こいつに不満!とかさ。跡部とか跡部とか跡部とか。」
滝「跡部に恨みでも・・・?w」
向日「ちげーんだよ!こないださぁ、部活の休憩中にパン食ってたんだよ。腹減ったから。」
忍足「よく見る光景やな。」
向日「そしたら、あいつ俺の食ってたパンを奪って、全部食いやがったんだぜ!?ムカつくだろ!?」
滝「・・・・・。」
忍足「・・・別にええやん。ちっさいねん(;´-з-`)」
向日「よくねぇ!俺はあいつと違って金持ちじゃねぇから、少ない小遣いの中で買ってんだよ!」
滝「跡部は別格すぎるよね。けど、跡部が岳人のパンを食べるなんて・・・想像出来ないw」
忍足「むっちゃ腹減ってたんやろなw樺地に頼めばええのにw」
向日「その日は樺地居なかったんだよ。風邪で休んだ日。」
忍足「あぁー!あったなぁ!」
滝「あの日かぁ・・・そういや跡部寂しそうにしてたw」
向日「樺地のこと大好きなんだよなw」
忍足「夜とか、樺地と見立てたデカいぬいぐるみを抱っこして寝てそうやわw」
向日「うわーーありえる・・・気持ちわりぃw」
滝「いつも威張ってるけど、実は寂しがり屋だもんねw」
向日「おっと、ここで一旦CM挟むぜ。提供読みを・・・滝、よろしく!」
滝「はい^^この番組は、氷帝男子テニス部の提供でお送りします^^」
― CM中 ―