でらデラDERA

□諸星一週間
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※ギャグマンガ日和『聖徳一週間』パロ

 太子→諸星  妹子→藤真




 

藤真「行って来るわ」



ウォッス、俺は神奈川の高校バスケ界で有名な藤真健司だ。


今日は日曜。朝から練習あんのに、クソ野郎に呼び出された。


ったく何で俺が出向かなきゃなんねーんだ・・・・・・あ、居た



藤真「こんな時間から何」

諸星「えっさほいさ」

藤真「・・・あ?」



え、何か穴掘ってる・・・



諸星「ふぅ〜・・・ほぼ完成したぞ、藤真用落とし穴」



・・・何してんだ、あの野郎は。



諸星「グッチョリといい汗かいたぜ」



嫌な汗だな、オイ



諸星「まったく藤真の奴、ちょっとバスケ上手いからってスター気取りで調子こいてるからな」



こいてねーよ失礼だな。


あと訂正しろ。ちょっとバスケが上手いんじゃなくて、かなりバスケが上手いんだよタコ。


脳にちゃんとメモっとけ。



諸星「この3メートルの落とし穴で懲らしめてやる!・・・ほんとは5メートルにしたかったけど、もういいや」



・・・暇人が。ていうか挫折してんじゃねーよ、やるなら本気でやれっつーんだ



諸星「画鋲も仕込んだし」



チクっと痛い程度じゃねーか。



諸星「ひーふーみー・・・よし、藤真のフラれた数だけあるな」



テメっ、どこ情報だ!!



諸星「こんなのに刺さったら、さすがの藤真も ”い゛っ” とか叫んで死ぬんじゃね?」



画鋲ならそんな程度で終わるだろうな。


つーか画鋲で死なねーよ!死ぬとしても、もっとインパクトある叫び声出すわ!



諸星「まぁ死なないまでも、激怒は必須だな」



・・・そうだな、確実に関節決めるな。



諸星「あ、そうだ。藤真がでら怒った時の為に、昆布入れとこ」



穴に昆布入れんな・・・てか、なんで昆布?



諸星「最近、抜け毛がひどいって言ってたもんな。海草食わせねーと」



・・・親父の遺伝子が混じってるから、逃れらんねー未来かもしれない・・・


じゃねーよ!!抜け毛なんて気にしちゃいねー!!サラッサラのツヤッツヤだ!!



諸星「うまく隠してっと・・・ここだけ土の色違うけど・・・うーん、藤真なら落ちるだろ」



知らなくても落ちねーよ。情けでも落ちてやんねーよ。



諸星「1週間かけて掘ったんだ・・・絶対見事に落ちてもらうぞ」



1週間もかけてんのかよ、マジうぜぇ。


つーかバスケは?バスケしてねーのかこのバカ。


・・・コイツの1週間って一体何してるんだ?



諸星「藤真は〜リストバンドを〜〜洗わな〜い人なのぉ〜〜♪臭っ!」



う、うるせぇ!その変な歌やめろ!!



こうして俺は部活終わりに、1週間諸星を影から観察することにした。






◆月曜日




諸星「藤真めー・・・昨日すっぽかしやがって!どうしてだ!?この俺が来いって言ってんだぞ、来いよ!!たかがイケメンの分際で!!」



あざーっす。



諸星「何だよイケメンって!逆さに読んだらゴリラじゃねーか!バーカ!!」



ちげーよ。ゴリラどっから連れて来た。



諸星「あームカつく!というわけで今日は、こんな藤真ゴリラ健司はイヤだについて考えよう。」



オーイ入ってんぞー。ミドル的な位置にゴリラ入ってんぞー。


ていうか、それが今日のやる事?バスケは?



1時間後・・・



諸星「いっぱい出来た・・・」



☆こんな藤真健司はストッキングを頭から被り、パンツ一丁で公園を走り回れ!☆


★全身永久脱毛済み

★畑でよく獲れる

★粘土だ

★好きな歌手は、やしきたかじん

★I CAN FLY!!

★小遣いを少女漫画に費やす

★リストバンドがこんにゃく

★猫を見ると白目をむく

★藤真健司じゃない



諸星「さーて今日の用事終わりっ、寝よ」



気になるだろ読みやがれっ!!






◆火曜日




諸星「というわけで今日は、藤真健司のモノマネをする」



バスケしろ。



諸星「うえへぇ〜、オイラ藤真って言いますぅ、好物は鼻クソですぅ」



ぶっ殺すぞ。



諸星「ちょっとしか似てないなぁ・・・」



いい事教えてやろうか?クソも似てねーよ。



諸星「もっと普段の藤真に挑戦してみよう・・・・・・女子の使用済みパンツにしか興味はねぇ・・・・・・お、今の似てたな」



似てねーっつってんだろーが!なんつー変態だ!!



諸星「よーし、今日の仕事終わりっ」



バスケをしろ!!




 
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