でらデラDERA
□新主将
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（※会話のみ）
＋冬選抜会場の休憩所にて
仙「お」
神「あ」
仙「よう」
神「うん」
仙「ここおいでよ」
神「うん」
仙「そっち？」
神「隣は気持ち悪い」
仙「あはは」
神「っと」
仙「キャプテンになったんだ？おめでとー」
神「そっちこそキャプテンなんだね」
仙「まーね。監督のお達し」
神「そう」
仙「そっちは？」
神「多数決」
仙「へー人気者だ」
神「…コーヒー？」
仙「あぁ。飲む？」
神「いや、いい」
仙「そ？」
神「うん」
仙「ポカリと迷ったんだけどねー」
神「腹壊せばいいのに」
仙「…ん？」
神「ん？」
仙「今何か言わなかった？」
神「言った？」
仙「え、無意識？」
神「フゥ」
仙「……」
神「……」
仙「…神ってさ」
神「？」
仙「何考えてるか分かんない」
神「ハハッ、その言葉はそっくりお返しするよ、波動拳で。」
仙「え？」
神「仙道ってさ、チャラいよね」
仙「どこが？」
神「滲み出てる」
仙「あー顔が良いってこと？確かにそうだけどチャラくは」
神「え、仙道の顔って普通じゃない？顔が良い部類なの？それで？」
仙「オレ自慢じゃないけどモテるぜ？」
神「自慢なんだ？」
仙「や、自慢じゃないよ？でもモテちゃってる」
神「顔でモテてると思ってるの？違うよ、チャラいからだよ」
仙「チャラくねーって」
神「チャラいよ。いつもニコニコ笑ってて気持ち悪い」
仙「…それは神も同じじゃない？神だってニッコニコしてるよ」
神「してないよ」
仙「してる、オレ見てるもん」
神「見るなよ気持ち悪い」
仙「……ねぇ」
神「ん？」
仙「神にとってオレって…そんなに気持ち悪い？」
神「凄くね。なんで分かったの？」
仙「……今だけでも3回言われたよ、気持ち悪いって」
神「あー、自然と出ちゃった。悪気はないよ。」
仙「…素敵な笑顔だね」
神「そういうのも気持ち悪い」
仙「…神だってモテそうだけど？」
神「モテないよ」
仙「謙遜しなくていーよ、実際モテるでしょ？」
神「モテない」
仙「じゃあ告白されたことは？あるでしょ？」
神「あるよ」
仙「モテてるじゃん」
神「自分が興味無い子に告白されたって嬉しくない。そんなのモテたって言わない。」
仙「…真面目だねぇ」
神「仙道はどーでもいい子に告白されても嬉しいんだ？」
仙「そりゃ悪い気はしないでしょ？」
神「だからチャラいんだよ？これからフるって子にも優しくするんでしょ？」
仙「相手は女の子だからね、なるべく傷つかないようにするさ」
神「有難迷惑」
仙「…どうしてそう喧嘩腰なのかな？」
神「これがオレだよ？普通に話してるつもりなんだけど」
仙「そうは思えないなぁ トゲがあるよ」
神「じゃあそう思っとけば？」
仙「神って怒るときも笑ってるんだね」
神「そうかもね。仙道も同じような気がするけど」
仙「そこは同じかも。顔には出さないよーにしてる」
神「聞いてないよ」
仙「…そうだね」
神「次の夏は全国行けそう？」
仙「…どういう意味？」
神「魚住さんが抜けた穴は大きいんじゃないかなぁと思って」
仙「それを言うなら海南はピンチじゃない？牧さんが居ないなんてね」
神「…ウチが負けるって言いたいの？」
仙「見てみたい でもまぁ、きっと３校で枠争いだよね」
神「多分ね 翔陽は3年全員居なくなるし」
仙「2年全員が居る陵南が、一枠確保かな」
神「それはどうだろう？流川と桜木が居るんだから、湘北はまだまだ強くなるよ」
仙「うん、楽しみ」
神「どうやって叩き潰そうかな」
仙「それはオレがやるよ」
神「何言ってんの、オレの仕事だよ」
仙「流川も桜木も、ライバルと思ってるのはオレなんだよ？」
神「…だからなに？」
仙「あのコンビを倒すのはオレなの。だから割り込んでこないでね」
神「流川はいいよ。でも、桜木はオレが貰うよ」
仙「ブッ 貰うってなに！？戦うんでしょ？」
神「うん でもさ、桜木ってなんか手懐けたくなるっていうか、見てて飽きない」
仙「どんどん上手くなってるからなぁ」
神「バスケだけじゃなくて、桜木って喜怒哀楽激しいから面白いんだよね」
仙「すげー分かる」
神「信長と似てるけど、ちょっと違うんだよなー。海南に来ないかな」
仙「ノブナガ君居るからいいじゃない。陵南に欲しいな、威勢のいい後輩が」
神「流川で我慢しなよ、桜木は海南」
仙「海南に行ったらノブナガ君と毎日喧嘩するでしょ。陵南だよ陵南」
神「紫が似合うと思うよ桜木は」
仙「青が似合うって」
神「それは流川」
仙「流川こそ紫じゃない？」
神「……」
仙「……」
桜「ぬ、なにしてんだ？オメーら」
神「！」
仙「！」
桜「な、なんだよ」
神「紫と青、どっちが好き？」
仙「青だろ？桜木」
神「ちょっと黙ってて」
仙「海南より陵南が好きだよな？」
神「海南だよね？」
桜「あ？」
流「…超どあほう」
END。
20130614