君と出逢ってまた恋をした

□『大ッキライ』
6ページ/6ページ

気づかねぇのも無理ねぇけどさ」
「公園…ケガ…」

キーワードん頼りにゆきなは記憶が鮮明になりだす。

そして

「あっ!
あんた、あん時のヤンキー!?」
「…ご名答;」

ヤンキーが嫌だったのか
海は視線を逸らす。

「お前は覚えてねぇかも知れねぇけどさ…
結構救われた所とかあって
ヤンキーを止めれたのもお前のおかげでもあんだよ

もう一度お前の前に現れたのは
今度こそ自分のウソや恥から逃げないように
お前と向き合うためだ

今度は素直にお前に気持ちを伝えたいと思った

もう一度、
笑顔を見たかったんだ」

「…っ…」

それもウソ?

だなんて聞けなかった。

震えていた

いっつも自信満々の海が

誰にでも啖呵きってたヤンキーが

あたしなんかに
震えていた。


「失ってから気づくなんて
卑怯だよな…」
「…本当に卑怯だよ…」
「ゆきな…?」

一瞬で憎んでしまったあたし
一瞬で男を信じられなくなった。

一瞬一瞬が大事ってこのことだと思った。

でも、
全てが全て
憎めなかった

笑顔も話しも
温もりも…

「…信じさせてくれるんだろう?
もう一度…」

不安な心を
信用出来なくなった心を
蘇らせてくれるでしょう?

「…任せとけよ…
俺はもう昔の俺とちげぇんだ…
必ず信じさせてやるよ」

ニッと勝ち気に笑う海の笑顔は
あたしのちょっと好きな顔。

どーしようもない奴だけど
でも、そんなどーしようもない奴が放っておけない…。

「殴ったこと、
謝らないから」
「いや…そこは謝ろう?」
「当然の酬いだ」

まだまだ距離や溝はあるかも知れない。
でも、いつか
修復する日はくるよね?

だって不可能を可能にすることは
なによりの幸せなんだから…。














はいっ
やっとこさ
ゆきな&海の過去話を終わりました。

良くんはカッコいい奴だとおもいます(笑)

そんな彼を動かすのが好き(笑)

ちょっと長くなってしまった(^_^;)

海がヤンキーという新事実、
わかってた方もいらっしゃるかと思いますが
私的には話しをかけて
満足という満足です(笑)

ユッキーは基本、海の全てを許した訳じゃない。
どちらかと言うと
五分五分って感じです。

ですが状況が前より変わるので
話しに変化をつけていけたらと思います(`∇´ゞ

では次回も
よろしくです











.
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ