僕と僕らの一輪のラフレシア

□☆love☆
3ページ/94ページ

中2の頃

「あ〜あ…
また俺と花音で
居残りかよ〜」

「まったく、
恋夜のせいではないのかい?
君があまりにも
悪い点数を取るからだっ」

「おっまえに
言われたかねぇんだよっ!!」

「ムッ
ボクだって
君には言われたくないねっ!!」

いっつも
こんなやりとりを
するのが
恋夜と花音

お互い
アホとバカということだけあって、
成績も同レベルだった。

「んじゃあ、
いっせーのでっ!!

っで
今回の小テストの
点数見せ合うぞっ!!」

「わかった」

「「いっせーのでっ!!」」

ババッと
今日返ってきた
小テストを見せ合う。

点数は…

花音・恋夜

共に

点だった。

「くっそー!!
また同点かぁああっ!!」
「なんだい
なんだい…
ボクを好きすぎて
おんなじ点数を取るのはわかるが、
0点って…」

フッと鼻で笑う花音

「てめぇなっ!!
0だぞっ!?
お前も俺とおんなじ0点を取ってんだぞっ!?
なに自分は良い点数とったみたいに
人のことバカにしてんだよっ!!」

「よく喋る男だね〜
話す前に手を動かしたまえ…っ!!」

「だからてめぇが
言うなって言ってんだろーがぁあぁっ!!」

ちゃぶ台が
あったら
間違いなくひっくり返しているだろう
怒りの勢いを
ぶつけることなく、
恋夜と花音は先生から
出された課題を
やり始めた。






.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ