君と出逢ってまた恋をした
□『VS』
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「武道大会…?」
廊下の窓や掲示板、壁にズラーッと
並んだポスターに
ゆきなは目を止めた。
ポスターには
武道経験者なら誰でも出場可能、と書いてあった。
「6月の行事は武道大会なんだなー」
朝、一緒に登校して来たかすみは関係ないように呟く。
「せやなー
武道なんてあたしには無理やしなー」
見学やなと亜美はいう。
「…い…」
「「へ…?」」
ゆきなが何かを呟くのが聞こえたかすみと亜美。
「あたしこれに出たいっ!」
「「!!」」
目をキラキラと輝かせてゆきなはそう2人に宣言したのだった。
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