君と出逢ってまた恋をした

□『知りたいこと』
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そして、クラスに戻ったあたし達のクラスは…。

「え〜…今日から
このクラスの副担任を勤め、
英語を教えることになりました
麻見 海斗です」

まっ金髪のチャラチャラした
ピアスにアクセサリーは
まさに教師に似使わぬ格好で
他の学校ならば
入れてすらもらえないくらいの見た目だった。

ガタッ

「!」

音を立てたのは
朝会が終わってから
登校して来た麻見 海である。

ちなみに
やつの実兄である

「なんでてめぇがいんだぁあぁぁっ!」

急に大声を上げて
海斗に罵声を上げる。

「おやおや…
海ではないかっ!
ボクは君に会いに来たのだよっ!
君も喜んでくれるなんて
何たる幸せな…
「長くなるから話しを進めるが
麻見先生は海の実兄だ
気にせずに流せばいい
以上だ」

クラスのみんながキョトンとしていた為
雷ちゃんが簡潔に話す。

「なんだいなんだい
久しぶりに会った親友にその態度は
ボクだって暇ではないのだよ?
それにボクは
「黙れ(怒)」


雷ちゃんの一括によって海斗兄の話しは塞がれた。

「相変わらずの凄まじい兄貴だな…
海斗さんは;」
良が海斗兄の激しさに
たじろいでいた。

「ゆきなは海斗さんのことは
知ってんだよな?」
「う、うん…
まぁ…ね…;」

三兄弟の中で一番
縁があると言っても過言ではない。

「おや?
ゆきなではないか?」
「!」

ギクッ

海斗兄に名前を呼ばれて
肩をビクつかせた。

「は、ハーイ…
海斗兄?」

笑顔を引くつかせながら
ゆきなは海斗兄の方へ振り向いた。

パァアアアッ

「!?」

し、しまった…っ

海斗は嬉しそうな表情でゆきなを見る。

そして

「なんったる運命なんだっVv
まさかゆきなも
ボクと同じ高校に通っていたとはっ!」

「いや…通ってるのはあたし…;」

急に抱きついて来た海斗兄。
しかしやはり変わらずのマシンガントークにあたしは
海斗兄に冷静につっこんでいた。

「なに…?
ゆきなは兄貴を知ってんのか…?」
「あ…うん、まぁ…;」

海が話しかけて来た。
なぜか少し不機嫌そうだったが…。

「知ってるもなにも
ボクらは同じ布団で
共に寝た仲だよ?
我が弟よっ!」
「!」
「誤解を招く事を言うなぁああぁっ!(怒)」

小さい頃の話しであり、
しかも
小学生にあがる前だった。
そんな誤解を招かざるおえない
海斗兄の言動にあたしは天誅を食らわした。

「あたしらには
あの意味が
手に取るよーに
わかるけど
あのバカ貝はそうとう
勘違いしてると思うで?」
「同感だ」

亜美とかすみは
傍観者となりながら
ゆきなと海、海斗のやりとりをみていた。

「そーいやぁ
今日、ゆきがいねぇな」

良が周りキョロキョロと見渡す。

「雑誌の仕事だってさ」
「ああ〜」

かすみの問いに良は納得したようだった。

「しかし、しばらく見ない間にまた
可愛くなったのではないかいっ!?
あの頃も可愛かったが
今も変わらずかわい…

グイッ

「へ…?」

海斗兄の超近い至近距離に慌てていると
誰かに腕を引っ張られた。

「てめぇのその性格も相変わらず健在のようだなぁ」
「おやおや…
やっとボクを認めてくれた、と思っても
いいということかな?」
「ちげぇよっ!」

海はあたしの腕を掴んだまま
海斗兄と言い合いに発展していた。

「どーでもいい兄弟喧嘩で
星安を巻き込むな(怒)」

雷ちゃんの一喝で
あたしと海、海斗兄は解散となった。


だが

しかし





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