君と出逢ってまた恋をした

□『大ッキライ』
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「とっくん、今日はお仕事遅いの?」
「まぁね…
これでもボクはいろいろと兼ねているから
今日は終わるのは遅いかもね」
「そっかぁー」

土間の人気がない所でゆきと海斗は話していた。

バタバタ…

「「ん?」」

バタバタバタ

ビュンッ


「!」
「ゆ、ゆきなちゃん…?」

ものすごい足音で
ものすごい速さで
ゆきなが2人の前を通り過ぎて行った。












「んっだよー
海の奴、おせぇなぁー」

良が門の前で海を待っていた。


ダッ

「!
ゆきな…?」
「!」

ゆきなは足を止めた。

「り、良…?」
「ど、どうしたんだよっ
ゆきな」

良はゆきなの泣き顔に驚いた。

「ふ…うわぁあぁんっ」

ゆきなは良の姿を見た瞬間、安心して泣き出してしまった。


「わけ聞くぜ?
だから泣くな、な?」
「うぅ…っ」

よしよしと良はゆきなの頭を優しく撫でた。












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