君と出逢ってまた恋をした
□『お泊まり大会(前編)』
2ページ/10ページ
サッカーの練習試合を終えた翌日
ゆきなにとうとう『泊まりに来ませんかっ』と言われてしまった。
しかもその後
『2泊3日だから』と言われ、俺は胸の高鳴りと
緊張と感動にその日は眠れなかった。
『お昼には家に来てよ』ってちょっぴり頬を染め、唇を尖らせ上目がちにいうゆきなの表情はたまらなく可愛かった(幻覚)
2人っきりということはゆきなに俺を知ってもらうチャンスであり
俺もゆきなを更に知るチャンスであるっ!
ということになる
昼間は明るいから我慢するとして(何をだ)
夜はどこで寝るんだっ!?
まさかゆきなと一緒…っ!?
ハッ
それはそれでおいしいシチュエーショ…
ってバカっ!
これ以上の話しは
子どものみんなには
秘密だっ
ということで
俺の胸の高鳴りを感じとってくれた
目の前の君たちよ
今宵俺は新たな
麻見 海として生まれ変わりますっ!
さらばっ
昔の俺っ
そしてようこそっ!
新しい俺っ!
俺は大事なものがたくさん詰まったカバンを持ってゆきなの家に向かったのだった。
.