君と出逢ってまた恋をした
□『真実はもう1つ』
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「下ごしらえって言ったのは良いけど…
あとはデザートだけだね」
「そっかぁ〜…
じゃあゆきは杏仁豆腐作るよぉ」
「ん、よろしく」
そうして2人は共同にデザートを作り始めた。
カットするフルーツは前日に切って痛んでしまうといけないので
朝に切ることに決めた。
ゆきな達は土台になる最中、杏仁豆腐、ヨーグルトを前日に作ることにした。
「あっ、ごめんゆき
あたしの携帯
ロッカーにおきっぱだ
持って来てくれる?」
「えぇ〜
ゆき、1人で行くのぉ〜?ゆき、寂しいっ!」
「;
わかったよ…
ほら、行くよ」
ゆきの願い事を邪見に出来ないゆきなは手を洗う。
結局は一緒に携帯を取りに行くのだった。
他の人にデザートの下ごしらえを頼み
家庭科室を出た。
「ゆきを1人で行かせたら危ないでしょぉ〜」
「そうだね;」
ゆきはゆきなの腕にしがみつく。
その瞬間
「!!」
バッとゆきは誰かの視線を感じて
後ろを振り返った。
「ん?ゆき?
どしたの」
「…っ…」
振り向いた瞬間
誰かが隠れた気がした。
「あたしちょっとお手洗いに行ってくるねっ」
そう言ってゆきは
人が隠れた方へ
走り出した。
「ゆき…?」
ゆきの突然の行動にゆきなは眉間に皺を寄せた。
「…もしかして…あいつ…っ!」
走り去って行ったゆきの行動を理解したゆきなは
即座にゆきの後を追ったのだった。
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