words
□望み叶え給え。
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憧れの彼女は私の目の前でステーシーになった。
『私、彼氏がいるから…それに…カナエとは友達でしょ?』
振られたのが確か2ヶ月前。
ノゾミの16歳の誕生日だった。
確かにノゾミとは友達でノゾミに彼氏が居てることも知っている。
同性愛って理解されない、そんなことも分かっていた。
ただノゾミが
『マジで!カナエがレズとか聞いてなかったんですけどぉ。あり得ないよぉ、友達でいるのもキモいしぃ…』
と彼氏に話しているのを聞いたときは悲しくなった。
それから2ヶ月。
ノゾミは16歳2ヶ月でステーシーとなった。
私はたまたま公園を散歩していた。
嫌なことがあったり思い出したりした時にこの公園をうろつくのが習慣となっているのだ。
2ヶ月前の事を思い出していた、そんなときにノゾミと彼氏に出会ったのだ。
『カナエじゃん、久しぶりぃ』
『久しぶり…』
ニアデスハピネスの笑顔を浮かべたノゾミのミニスカートから覗いた太腿にはきらきらした鱗粉が出ていた。
『ノゾミ…もうすぐ?』
『うん。カナエはまだっぽいね。早く再殺してくれる人見つけた方がいいよ?私、シン君に再殺してもらうんだぁ、ね?』
『おぉ。俺がバチッと再殺してやるよ』
『えへへへへ、いいでしょぉ?えへ、えへへへへ…』
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