風影様の事情
□我愛羅様お化け屋敷に行く
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「遊園地のタダ券貰ったから水姫にやるじゃん」
事の発端はカン兄のくれた遊園地の券から始まった。
まさかこの券であんな惨事を招く事になろうとは、誰が思っただろう‥‥。
遊園地当日
「ウワーッ!遊園地なんて久しぶりに来た!」
『俺は初めて来た‥』
水姫チャンと遊園地に遊びにきた我愛羅様。
もちろん仕事があったのだが、カン兄とテマ姉に強引に押し付けてきた(最低)
「我愛羅さん、あの人形は、ほんとに緊急の時だけに使う為に作ったモノなんですよ!?」
前回でコピーガアラを巡り、一騒動起こしていた。
『分かっている。今回も使おうと思ったんだが、バキに没収されてた』
我愛羅様の言い分に、分かってないな‥と、内心思う水姫チャン。
一通り園内を観て周った2人が最終目的である例の場所へ到着。
『なんだ此所は?』
「お化け屋敷!すっごく怖いらしいですよ」
目の前にそびえ建つ古めかしい屋敷は、国一恐ろしいと謳われた地獄への扉。
周囲には妖気が漂い、この世に未練を残した死霊の叫び声が、今にも聞こえてきそうな雰囲気をかもち出していた…。
※ホラー映画風のナレーションで御贈りしております。
「我愛羅さん…怖いの平気?」
『無論だ。僕に怖いものなんかないやい』
…………(笑)
早速、屋敷内に入る2人。