風影様の事情
□勘違いから生まれる愛もある
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『今帰った‥』
「あ、お帰りなさい」
ソファからヒョッコリと顔を出して返答する水姫チャン。
テーブルには学校の課題なのか造り掛けのロボットが並んでいた。
『全部水姫が作ったのか?』
「うん♪明後日までの課題だから」
得意気に笑ってみせる水姫#チャンを見て、ふと思った事がありました。
“そういえば俺は水姫の学校生活を何も知らないではないか‥”
風影になる前も、なってからも、自分の事に精一杯だった我愛羅様です。
水姫チャンの事は知ってる様で、知らない事もたくさんあるのでしょう。
『学校とは楽しそうなところだな。俺も見てみたいな‥』
ふいにそんな言葉が飛び出した。
「我愛羅さんが学校?
なんか似合わないですよ〜」
‥水姫チャン言い過ぎ;
その夜‥自室でベットに寝ながら我愛羅様は考えたのです。
『よし、明日昼休み中に水姫の学校に潜入してみるか』
水姫チャンの学校に潜入する決意をしたのでした。
よせばいいのに。