BORUTO-ボルト-

□第三章
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鵺の事件があった翌日には厳戒態勢は解かれ

いつもの日常が始まった

が、私はそれどころではなく遠征任務が入った

一応暗部の仕事の引継ぎで連絡を入れるだけなのだが

これまた場所が遠いのなんの・・

一応極秘任務のため公共の乗り物は使えないから

己の足でいくしかない。

「気が滅入るわぁ〜」

なんて軽口をたたいていてもしょうがないため

準備を積ませ、まだ肌寒い早朝にあうんの門を潜り抜けた

今日も今日とて一人での任務。

やっぱり私は単独行動・・

つまり暗部の任務に向いているかもしれない

狐面を被りなおして目的地へと向かう

二日かけて目的地へと向かえば彼がいた

「ヤマト隊長、引継ぎ連絡に参りました」

ヤ「ん?見ない顔だね」

「朽木アリカと申します。」

カパッと軽く面を外して挨拶をし、また付け直した

「急遽のこと故、急ぎ私が参りました」

ヤ「なるほどね。君が噂のアリカちゃんか」

「私、そんなに噂に?」

やだぁ〜、地味に暮らしてたと思ったら

とんだ勘違いだったようだ

ヤ「優秀だと、みなが噂していたよ」

「恐れ入ります。」

やっぱり・・私の世代はレベルが低いな・・・。

この程度で優秀だなんて・・・

ヤ「うん、たしかに書類は預かったよ」

「それでは私はこれで」

ヤ「気を付けてね」

「はっ」

またここから二日かけて帰ると思うと

一層足が重くなった気がした
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