落第忍者乱太郎/忍たま

□第十九ノ巻
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次の日の朝、ついに忍術学園を去る日がやってきた

伏「母上・・・」

「ほらっ、そんな顔しないの!
 男の子でしょ?」

今にも泣きそうな伏木蔵を鼓舞して、シャキッとさせる

伏「はいっ・・!!」

土「アリカさん、今回はお世話になりました。
  一年は組の良い子たちもアリカさんの授業は
  しっかり聞いてくれていたし、またお願いしますね!」

「いやぁ〜・・・まぁ機会があれば;;」

二度とごめんだ・・。とは口が裂けても言えなかった

「学園長先生。
 三日間、お世話になりました。」

大「なぁに!かまわんよぉ!
  アリカさんが作ってくれた、どうなつという代物は
  実に美味しかった!また作ってくれると嬉しいのぉ!」

「お口に合ったようで・・。
 また、お持ちしますね。」

良かった良かった!

伊「アリカさん、これ・・」

伊作君が風呂敷を渡してきた

中身は何やら書物の様だった

「これは?」

伊「毒草や薬草についてまとめたものです!
  僕の研究結果・・といいますか・・そんなものです。」

つまりレポート、というやつか!

これは読み甲斐があるなぁ!

「ありがとう伊作君!
 帰ったらじっくり読ませてもらうよ!」

知識は宝なり!ってね。

伊「道中、お気をつけて!」

伏「お気をつけて!」

「ありがとう。
 それじゃぁね、」

先生方にも挨拶をして、忍術学園を後にした

日にちにしてたった三日

されど三日。

あっという間だったけど、楽しい三日間だった。

「あ、雑渡さんにお土産忘れた」

ま、出城付近の団子でいいか。

あれ、お好きみたいだし。

「さて、帰りますか!!」

我がタソガレドキ城へ!


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