落第忍者乱太郎/忍たま
□第五ノ巻
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山本さんに帰宅の報告をして、
組頭がサボって忍術学園に来てたことをチクってやった
「混・・!!」
「仕事するってば〜」
ははwいい気味←
「あ、尊ちゃん!」
「アリカ!お前どこ行ってたんだ?」
「ちょっと外ぶらぶらしてきた〜」
忍術学園に行ってきた、なんて言ったら
土井半助〜!!って煩そうだから伏せておく。
この前うっかり土井先生の話をしたら
ものすごくうるさかったので、私も学習したのだ!
「お前はいいなぁ〜
私も休暇を取って土井半助の所へ・・・!」
・・行っても言わなくても、煩くなりそうだ
「土井半助、土井半助って・・
尊ちゃんは土井先生のこと大好きだねぇ〜」
「どぅわぁれがあんな奴の事!!
私は土井半助を倒したいだけだ!!!」
あぁ〜いらん茶々を入れてしまったようだ
「はいはいはいはい;;
1つアドバイスしてあげようか?」
「なっなんだよ・・」
急に真剣な表情になった私につられて
尊ちゃんも緊張した面持ちになる
「今までの決闘話しを聞いてのアドバイスだけど
尊ちゃんは周りのペースに巻き込まれ過ぎ。
いつもの任務はスマートなのに
土井先生の事となると頭に血が上って
足元すくわれ過ぎてるとおもうな。」
「たったしかに・・・」
「土井半助を倒す。その一点だけで行けばいい。
殺す気概がないと、あの人は倒せないと思うな。」
「こっ・・殺す・・・」
そんなビビんなくてもいいのに。
尊ちゃんも忍びなら殺しの一つや二つ・・
あぁ、まだ尊ちゃん若いから経験が少ないのかもな
「な〜んてね!
殺せって言ってるわけじゃないよw
ただ気持ちの問題だよw」
んま、がんばれ〜なんて、軽く肩を叩いて
その場を後にした
尊ちゃん、いつか倒せる時がくるといいねぇ〜
(他人事である)