落第忍者乱太郎/忍たま
□第六ノ巻
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「失礼します。」
あの後ボーっと彼女の遺体を眺めていると
窓から曲者が・・いや、黒鷲隊の五条弾が姿を見せた
死体処理は大体、この五条弾と
同じ黒鷲隊の椎良勘介(しいらかんすけ)と
反屋壮太(そりゃそうた)が担当してくれていた
「あぁ、弾さん。ご苦労様です」
「ご無事でしたか。
アリカさんからの連絡が遅いと
長烈小頭がご心配しておられましたよ?」
「・・・あぁ。」
あれからずいぶん経っていたんだろう。
月ももうてっぺんを過ぎている
「大丈夫ですか?」
「うん。問題ないよ。
それじゃ、これ以上心配かけれないから
私は先に行くね。
後の事はよろしくお願いします。」
「お任せください。」
長烈さん、怒ってるかな〜
番頭にお金を渡して、
私は急用ができたから帰るが、
彼女は朝になるまで寝かせといてやってくれ、と
時間稼ぎの工作をして店をでた。
明日になったら多少騒ぎになるだろうが。
そこは彼らがうまく収めてしまうのだろう。
「彼らには頭が上がらないわぁ〜」