落第忍者乱太郎/忍たま
□第十二ノ巻
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「尊ちゃん、おまた！」
出城の城門に立っていた尊奈門に声を掛ける
少し待たせていた様だ
「遅いぞアリカ！
お前の任務の付き添いを命じられたのに、
当の本人が遅刻か･･！」
「ごめんごめん；；」
短気は損気だぞ！
「それで？今回の任務は何なんだ？」
「土井半助の暗殺」
「んな･･!?!?!?!」
･･･そんなこの世の終わりみたいな顔しなくても？
「ほっ･･･本当に、お前が･･土井半助･･を？」
「まぁ、いろいろあってね。
尊ちゃんは後始末係だから、終わるまでは見学してて」
「････」
今回、尊奈門には本来の内容は教えていない。
これもリアルに事を進めるためだ。
まぁ大掛かりなドッキリとも言えるけどｗ
「尊奈門、分かってるよね？」
「･･･あぁ。」
何処か不満そうだが、
これも任務だと割り切る努力をしている様だ
「それじゃ、行こうか忍術学園へ」
「お前は足が遅いから私が抱えていく」
「えぇ〜、尊ちゃんだと酔いそう･･」
私より身長はあるし男の子だけど、
雑渡さんのあの安定感には誰も勝てないだろうし･･
「失礼な･･！！
お前ひとりくらい、運べる！！」
「あ〜･･はいはい；；」
なんだかムキになってしまったようだ；；
これは大人しく運んでもらうことにしよう
「いくぞっ！」
「よろしく〜」
腹をくくるしか無い様だ；；