落第忍者乱太郎/忍たま

□第十二ノ巻
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「思ったよりの安定感で安心した・・」

うん、尊ちゃん意外と力持ち〜

なんてバカやってないで、早速任務に向かわねば。

今回尊ちゃんは付近で待機を命じてある

忍術学園のサイドワインダーと言われる

小松田さんに追い掛け回されるとやっかいだから、

塀は跨がないように言ってある。

あそこを1cmでも超えれば突撃してくるからなぁ〜

いやぁ、あの特技欲しいな

「さて・・」

今回も不自然内容に入門用にサインをして

堂々と忍術学園へと踏み入る

今回は全開助けられたお礼をしに来た体だ。

といっても、ちゃんとお礼もするよ?

「あ〜!アリカさん!」

「・・!!伏木蔵〜ッ」

私を見つけて駆け寄ってくれるその姿にむねきゅん・・!!

「またお会いできてうれしいですっ!」

「私もだよ〜!」

むぎゅ〜っといつものように腕に抱く

もはや抱っこに近いけど

伏木蔵も成長期だなぁ〜

この重さがなんだかうれしい!

「今日はどうされたんですか?」

「ん〜?土井先生にね、
 依然助けていただいたお礼をしようと思って!」

「なるほど〜!」

うん、自然自然!

伏木蔵とお手て繋ぎながら、歩き出す

「伏木蔵は、土井先生が今どこにいるか分かる?」

「ん〜、多分火薬委員会の活動中だと思います!」

「そういえば、この学園は委員会活動が盛んだったもんねぇ〜」

火薬委員の活動場所となれば、煙硝蔵か・・。

「あ〜、けど他城の私が煙硝蔵に行くのはまずいよねぇ〜」

「まぁまずいですねぇ〜」

伏木蔵も困り顔だ

タソガレドキはこの学園に関しての情報をすべて握っている

と言っても過言ではないが、

さすがにのこのこ煙硝蔵に案内するはずはないよねぇ

「ねぇ伏木蔵、申し訳ないんだけど
 裏山に土井先生を呼んでもらえないかな?
 いつまでも待ってます♡って言ってw」

「ふぅ〜!
 それはすんごいスリルですぅ〜!
 僕伝言伝えてきますね!」

「宜しくねぇ〜!」

いやぁ〜、伏木蔵はノリの分かる子で良かったw

裏山なら尊ちゃんも見学しやすいし好都合だな

伏木蔵の走り去る背中を見送り、

自身も裏山へと歩みを向けた
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