落第忍者乱太郎/忍たま

□第十三ノ巻
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「助かりました。」

「いやいや。
 君の仕事ぶりも見れて、なんだか得した気分だよ」

あの後、すぐにターゲットを見つけてくれて

しかも私の仕事がしやすいように、

森の中まで誘い込んでくれていた

利吉さんの視線は感じて居たものの、任務を優先させて

ターゲットを始末した

任務を見られるのって、あんまりよくないけど

こればっかりは仕方ないか。

「君は本当に静かに仕事をするね」

「まぁ、こういう仕事ですからね、
 静かでなんぼですよ」

狼煙を焚きながら、返事をする

黒百合隊の皆に位置を知らせるためだ。

今回は当初予定していたところより離れてしまったから

こうでもしないと処理隊が来ない

「すみません、利吉さん。
 任務のお手伝いさせちゃて」

「かまわないさ、
 今日は任務もなかったしね」

「それで・・あの・・」

ご褒美寄こせと散々言っていたんだ。

忘れてはいないだろうなぁ〜

「あぁご褒美貰わないと、だねw」

「あの、いったい私は何を献上すれば??」

今月の給料で賄えるかなぁ〜

「とりあえず、ちょっとこっちに来てくれるかな?」

「はぁ・・?」

一歩、一歩と利吉さんに近づく

「もっと」

「・・・」

「もっと」

「・・・近い」

かなりの至近距離まで近づいたが、これでどうしたら??

「本当に君は警戒心が薄いね」

「んっ・・・!?!?」

わっつじゃぱにーずぴーぽー!!!?!?!(大混乱)

「ンッ・・・」

「んんっ・・//!?!?」

腕をとられ、一気に距離が縮まったかと思えば

頭をがっちり固定され、そのまま口吸いをされた

やばい、まずいまずいまずい・・・!!

「やっ、やめてください・・!!!」

ぐっと渾身の力で利吉さんの胸を押した

「おっと・・ご褒美を貰うって言ったじゃないか」

「ご褒美って・・!!
 こっこんなこと・・//!!」

「とっても美味しかったよ・・?」

ペロっと唇をなめるなぁ〜!!

「変態!!!」

「心外だなぁ〜;;
 君は特別だって、前にも言っただろう?」

「ぅ・・・」

「そんな男の前で無防備にするなんて、
 ・・・誘っていたのかな?」

「んなわけあるかぁぁぁ!!!」

なぜそういう思考回路になるんだ!!

こちとら人妻だぞ!!

って・・・利吉さんは知らないのか・・・

「いっ、言っときますけど私、結婚しましたから//!!」

「・・・・は?」

「だっだから、結婚・・・」

なんか、一瞬にして利吉さんの目から光がなくなったような・・

逆に鈍い光が差し込んでいる様な・・

「・・・・お相手は、タソガレドキの忍び組頭・・・
 雑渡混奈門かな?」

「・・・しってたんですか?」

「いいや・・。
 予感はしていたけどね・・・。」

結構周りにはバレバレのようだな・・・;;

「あの、ですから、
 もうあのようなことはしないでください!」

流石の利吉さんも、人妻にちょっかいは出さないだろう

「あのようなって・・こんな事かな?」

「ぅっわ・・・んっ!?」

なっ、なんで、なんでまた・・!!

「んっ・・」

「んんっ・・!!」

今度は乱暴に、無理やり唇を奪われる

荒々しく何度も角度を変えて唇を押し付けてくる

その腕から抜け出そうにも、力さで負けてしまう

「りき・・ち、さ・・・!!」

「黙っててくれ・・」

「んっ・・・!!」

酸欠で気を失うまで、その行為は続いた
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