落第忍者乱太郎/忍たま

□第二十一ノ巻
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伊「出城と聞いていましたが、案外広いんですね」

「そうなんだ〜、最初は迷う事もあるかもしれないけど
 時期になれるよ」

私も最初は迷子になったものだ

伊作君に城の案内も済ませて食堂へ向かった

「ここが食堂ね、
 ついでだし夕食も済ませとこうか」

伊「はい!」

食堂の中に入ればパンパンと激しい音が響いた

『入隊おめでとう善法寺伊作〜!』

「わおw」

仲間たちがサプライズパーティーを企画していたようで

食堂は奇麗に飾りつけされていた

伊「あっ、ありがとうございます!!」

クラッカーが舞い散り、拍手で迎え入れられた

尊「今日は宴だ!どんどん食べろ!」

「尊ちゃん、こう見えて家庭的だからねぇ・・
 どれもとびきり美味しいよ!」

尊「こう見えてとはなんだ!」

ギャーギャーと煩い尊ちゃんはほっぽいて、伊作君をみんなの輪に投入した

この調子なら、みんなとうまく打ち解けられるだろう

まぁ元々伊作君は社交的だし、その点は問題ないだろうけど

混「あの輪に混ざらなくていいのかい?」

「えぇ、まずは他の隊員と仲良くなるのも大事ですから」

端の方で雑炊をすする雑渡さんの横に腰かける

食堂でも水筒なんかい、とはこの際突っ込むまい

混「どう思ってる、伊作君の入隊」

「まだちょっと心配です・・。
 けど、彼が考えて決めたことを否定する気もないし、そんな資格もない
 私は彼の意思を尊重するし、小頭としてしっかり指導するつもりですよ」

混「これから彼は、何人手に掛けれるかな・・?」

「・・・何れ、気にならなくなりますよ。私みたいにね」

もう何人殺したのか分からないくらいに。

混「彼はまだ幼いからね・・、しっかり見てやって」

「はい、組頭。」
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