NARUTO
□第9章
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「じゃぁ、これから実技訓練をおこなう!前のものから順番にあの的に向かってクナイを投げろっ!」
イルカ先生の説明で生徒たちは、めんどくせーだの、出来ないよだの、難しいよなどと騒いでいた。
「飛び道具かぁ〜、」
「なんだ、苦手なのか?」
「ううん、比較的得意だよ。」
ナルトの問にさらっと答える朽木
「じゃぁなんでそんなに憂鬱そうなんだよ。」
「だって、ナルトがへぼな振りしてクナイをイルカ先生に投げるんじゃないかって、心配なんだもん(笑)」
「てめぇなぁ・・・!!!」
あっ、怒っちゃった??w
「冗談冗談wwでも、ぎりぎり的を外す位にしとかないとだめだよ?」
「わーってるよ。俺のことより、自分の心配でもしてろっ!」
「へへ〜んw大丈夫ですよ〜だ!百発百中なんだからww」
修行は欠かさずやってるし。アカデミー生に引きはとらないっての^^
「どうだか・・・」
あっ、次みたいだ!
「次、朽木アリカ!」
「はいっ。」
まぁ、いつもどおりにやれば問題ないね。
「はっ!」
シュッ
トンッ トンッ トンッ
三つの的のど真ん中に三つのクナイが突き刺さった
「・・・・すっすごいじゃないか!」
「たいしたことではないですよ、それにサスケ君って人も出来てましたよ、」
そうして私はサスケをチラッと見たけど、等の本人は知らん振りでした;;
そのまま列は進み、ナルトの番になった
「ナルトー!頑張ってねぇ〜!」
「おうっ、がんばるってばよ!!」
いやぁ〜、すごいはその演技の切り替え;;
「とりゃー!!!」
シュッ
グザッ
「はぁ~、ナルトせめて的に当てる努力をしろよっ;;」
呆れるイルカ先生。でも私は改めて凄いと思った。
ナルトはわざとギリギリではずした。
そのコントロール力は凄いと思った。
「だめだったってばよっ;;」
と、表の状態で帰ってきた。
「さすがね、狙ってあぁできるなんて(笑)」
「あいつ等にとっては俺が的に当てるほうがよっぽどすげーことなんだけどな(苦笑)」
「ナルトって、実際・・・強いよね?」
「っ・・・。」
今、少し動揺した。
これって聞いちゃいけなかったのかな?
「演技してるのも気になるけど。さっきのだって狙ってやった事。となると、確実にナルトはアカデミー生より遥かに上だとおもうんだけど??」
これは率直なる疑問だ。純粋なる好奇心とも言う。
「・・・」
ナルトはだんまり。
「ナルト・・・?」
やっぱりまだ早すぎたのかな・・・、
「・・・・帰ったら・。」
「ん?」
「帰ったら、ちゃんと話す。俺のこと、全部・・。」
「・・・うん。分かった。」
「すまない・・・。」
こうして、やるせない空気の中、実技授業は終わった・・。