テニスの王子様
□第十五章
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ラブレター事件が少し日にちがたった。
あれから、ますますファンクラブからの嫌がらせはヒートアップしていった。
ここまできたら、絶対R陣の耳に入っていることだろう。
「あぁ、めんどくさい。」
私は、今日も今日とて屋上でサボり中!
単位?テストの点数がよければどうとでもなるさ!!
「はぁ、生傷たえねぇ・・・。」
にしても、ファンクラブの子達は見事丁寧に外見から見えない位置を殴ってくるなぁ^^;
「・・・。人を頼る・・か・・・。」
精市に弱みを見せてしまった・・。
精市は頼って良いよ。といってくれた。
私はみんなの事がスキだ。ココに来てその思いは増すばかりだ。
私の事を裏切らない。そう言い切れるかもしれない。
だけど、私は臆病者だ。
怖くて仕方がない。
自分の本来の姿を見せて、仲良くなって、それで裏切られたら?
「考えるだけで、おぞましいね、」
少し肌寒くなってきた・・・。
「さてと、もっと明るく。いつもどおり、自分を演じよう・・・。」
そういい残し、屋上を後にした。