ハイキュー!
□第二話
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それからは早かった。
担任の話がすみ、自己紹介が始まり、軽くオリエンテーションがあり
放課後となった。
「部活なにするか決めたー?」
「私はね――」
皆、各々グループを作り会話をしていた。
懐かしいなグループとか・・なんて、呑気に考える
え?なんで物思いにふけってるかって?
完全に出遅れて、取り残されたからさ☆
まぁ、この歳で、皆と話し合わせる方が神経使いそうだから
ある意味一人の方が気が楽かも・・
・・・別に寂しくなんてないんだからね!!!←
まぁ、よい!
部活はバレー部のマネジやろうかなぁ!なんて思っていたけど、
多分、マネジの仕事できそうにないし、動機が不純すぎるから諦めた。
そんな私に残された道は帰宅部オンリー!
バレー見れないのは惜しいけど、試合をこっそり見に行けばいっか!
あれ?これストーカ?大丈夫だよね!うん!
放課後のチャイムがなる。
帰ろうと教室を出た時、会いたかった人の声が聞こえた。
「カエデー!早くしろよ!部活おくれんだろ!」
「ぁ!まってよ鉄朗!今行くー!」
「たく、お前はしょうがねーねぇなぁ。」
聞きたかった声だったけど、ありえない光景とセットだった。
仲良さそうに私の横をすり抜ける一組の男女
「え・・・?」
数秒固まって、つい声が出てしまった。
あの子は・・・誰?
この世界に異質なものは私だけだと思っていたけど。
まさか・・・彼女も?
まてまて、原作にそんな子・・いなかった・・よね?
導き出される答えは一つ。
彼女もトリップしてきたのだろう。
私と違い、彼の身近に。
「グッバイ。私の青春。」
始まって数秒で、私の青春は終わったのだった。