ハイキュー!
□第三話
2ページ/5ページ
春
入学式も終わり、新学期に入った。
わかってたけど、リエーフは人一倍目立ってった。いろいろと。
おねぇさんも人一倍目立ってた。いろいろと←
「朽木ー!」
物思いにふけっていると先生につかまってしまった・・
「なんですか?」
「そう嫌そうな顔するな;;
これ、管理棟の準備室にもってってくれないか?」
渡されたのは何冊かの本
教材かな?
「了解でーす」
まぁ、面倒ではあるが、暇だしいいか。
「たのむなー!」
先生の声を背に歩き出す。
「管理棟か・・・あっ、体育館の前通れるじゃん!
ラッキーww」
ちらっと覗いてっちゃお(笑)
練習を堂々と覗けるほど、肝座ってない私に取っちゃ
いい口実だ!
体育館に近づくにつれて、バレーボールの音が響く
スパイクの音、
レシーブの音、
シューズの音、
どれも心地よく胸に響く
「あぶない・・・!!」
それが悪かったのだろうな。
心地よさに身を任せボケェっと歩いていたから
こちらに向かってくるボールに反応するのに一歩出遅れてしまった。
「やばっ・・!!」
とっさに腕で顔面を庇う
バチンッ・・・!!
皮膚に当たるボールの音が響いた