テニスの王子様
□第二章
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はいっ、もう一回整理します。
私は昨晩、自分の家の、自分の部屋で睡眠をとったはず・・・。
「ここは、いったい・・・。」
360°見回しても別の誰かの部屋。
いや、少し違う。家具も、衣類も、本も、全て私のものだ。
けど部屋が違う。こんなに広い部屋だっただろうか?
それに、この空しさ。
この部屋以外の。この家から人の気配がしない。
「たくっ、いったいどうなってんのさ・・・。」
アリカはいったん起き、部屋の外に足を運んだ。
ガチャッ
「ワンダフル・・・。」
ここはどこぞの高級マンションか!!
いや、実際マンションなんだけどね;;
なんと、部屋をでるとつき抜けでリビングがあった。
これは、なんというか、一人暮らしにしては広すぎだと思う;;
「一人暮らし・・・・はっ!お父さん、お母さんはっ!?」
あたりを見回せど人っ子一人居ない。
「なんで、こんなことに・・・。」
ふと、視線を落とした先には一通の手紙が落ちていた。
そこには
“親愛なる朽木アリカ様へ”
と書かれていた。
「私、宛て・・・・?」
不思議に思いながら開封してみる事に