Fantasy Novel

□題名・未定〜Prologue2〜
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『“幻想郷”・・・』
俺がそう呟くと
『もしかして君は外の世界から来たのか?』
と慧音が聞いてきた
『さ、さぁ?分かりません・・・』
俺はそう答えた
(外の世界?ちょっと待って、そんないかにもファンタジーちっくな・・・)
俺がそう考えていると
『だとしたらどうするか・・・』
慧音がそう言った

すると

【ヴォン】
『私に任せなさい』
いきなり目の前に隙間が表れ中から女性が半身だけ乗り出して来た
『うわっ!?』
俺がかなり驚いていると
『!?貴女か』
慧音がそう言った
『こんばんわ〜』
女性はそう言うと
『さて私は八雲紫、貴方は?』
と紫が聞いてきた
『く、久遠 夕(くどう ゆう)です・・・』
(今の何っ!手品??)
俺がそう考えながら答えると
『ちょっと席を外してくれるかしら?』
と紫が慧音に言った
『こう言うのは貴女の分野だな、分かった』
慧音はそう言うと部屋から出て行った
『・・・』
紫は慧音が部屋から出たのを見て
『んで、夕とか言ったかしら?』
俺にそう言った
『あ、はい。』
俺がそう答えると紫が
『ここが貴方が元居た“世界”と違う“世界”だと言ったら信じるかしら』
と言った
『・・・、信じます』
俺が一言そう言うと
『あら、あっさり信じるのね?』
紫がそう言った
『それはまぁ・・・』
(いきなり目の前とかに出て来たりされたらね、今も)
俺は紫が隙間から半身を出している姿を見て
(不思議が目の前にあるし・・・)
『はい・・・』
そう答えた
『物分かりが良いのは助かるわ、それで貴方は神隠しに会った訳だけど今すぐ帰りたい?』
と紫が聞いてきた
『か、帰れるんですか!』俺がそう聞くと
『ええ、簡単よ』
紫が笑顔でそう言った
(か、帰れるのか・・・こう言う展開は帰れないかと思った・・・けど、折角・・・)
俺は一瞬そう考えると
『折角だし・・・珍しい体験だし観光とか?』
と言った、すると
『・・・』
一瞬の静寂の後
『くすっ、』
紫が
『ふふっ、あははっ、貴方面白いわねっ』
笑いながら
『普通なら帰りたいとか悩んだりとかする所よ?今の、なのに即答なんて・・・ふふっ』
そう言った
『いや〜・・・貴重な体験ですし』
俺がそう言うと
『良いわ、じゃあ“三日間”貴方に時間をあげる。』紫がそう言いい
『それまではここに泊めてもらいなさい、話はつけとくから。』
と言った
『あっ、そう言えば』
俺はふと思い出し、
『ほらじっとして』
布団の中で包まっていた猫を掴み
『この猫野良なんですけど、どうしたら良いですか?』
と紫に聞いた
『・・・あらあら、これは・・・』
紫は不思議そうに猫を見るとそう言い
『貴方が飼ってあげなさいな、どうやらその猫は貴方に相当懐いてるみたいだし』
と言った
『は、はぁ、分かりました』
俺が猫を見つめると
『ミャ〜ゥ?』
猫は首を傾げた
俺は猫を横に置くと
『え〜と三日後は分かりましたけど・・・』
と紫に聞くと
『三日後こちらから出向くわ、それまでは妖怪に気をつけて観光でもしなさいな』
と言った
(ん、ん〜?、今妖怪って・・・)
俺はそう思うと
『よ、妖怪?』
紫にそう聞いた
『ええ、そうよまぁ大半は貴方が何かしない限りは無害よ安心なさい。』
と紫は答えた
(・・・て、事は・・・)
『八雲さんも?』
そう考え俺は聞いた
『ええそうよ、ついでに言うとさっきまで部屋に居た上白沢慧音も妖怪よ』
と紫は言った
『ぜ、全然人間と見分けが・・・』
俺がそう言うと
『そんな物よ』
と紫は言った
『さて、』
紫はそう言うと
『じゃあ私はこれで、話はつけとくから安心して今日は眠りなさい』
そう言った
『あ、はい、色々ありがとうございます。』
俺がそう答えると
『それじゃあね』
紫は体を引っ込め
【シュン】
隙間は消えた


『ん〜!』
俺は伸びをすると
【パタン】
ベッドに倒れた
『ふぅ』
(いや〜、色々ありすぎて何が何やら・・・)
『かわいいな〜お前』
俺は考えながら横に居る猫をさすった
『ニャー、ゴロゴロ』
猫は喉を鳴らし喜んでいた
(あっ、そう言えば飼うなら名前・・・)
俺はそう考えると
(白猫に会う名前ね〜、)
名前を考える始めた
(ん〜、エ、エル・・・)
『よし!じゃお前は今日からエルフィーだ』
名前の由来?それは月下美人の学名を見てなんとなく考えたのさ
俺がエルフィーにそう言うと
『ミャー!』
エルフィーは元気良く返事してくれた
(名前も決めた事だし、今日は寝るか・・・)
俺はそう思うと
『エルフィーはぬくぬくだな〜』
エルフィーを抱き布団に包まった
(何か落ち着く・・・)
俺は疲れていたのかすぐ眠りに落ちていった



少年睡眠中....



『・・お・・・て・・・さい』
(ん・・・?)
誰かが起こす声が聞こえる
『夕さん、起きて下さい』(・・・誰の声だ?)
俺はふと思い目を開いた、そこには
『おはようございます、夕さん』
俺より少し歳が若いくらいの少女が微笑んでいた
『だ、誰・・・』
俺は挨拶するよりその言葉が出た
『昨日、名前を下さったじゃないですか?』
と少女はこちらを見て言った
『え、昨日?』
(昨日って・・・ま、まさかっ!?)
俺は一瞬考え
『エ、エルフィーか!?』
そう言った
『はい、エルフィーです』エルフィーはそう笑顔で答えた
『ちょ、ちょっと待って!』
俺はそう言うと
(エルフィーは猫だったよな・・・?あ〜でも妖怪がいるような世界だし猫が人間になっても・・・ってエルフィーは元々俺の世界の猫じゃ?あ〜もうっ!悩むの面倒!)
そう考え単刀直入に
『エルフィーは猫じゃなかったっけ?』
エルフィーにそう聞いた
『はい、朝気づくとこの姿になってまして・・・。』エルフィーはそう言うと
『あっ、でも猫に戻る事も出来ますよ!』
と言い
【ポンッ】

『ミャー』
猫になった
(・・・ファンタジー)
俺はそう一瞬考えると
『ん?尻尾が・・・』
エルフィーの尻尾が二本ある事に気付いた
(猫は尻尾二本無いよな?)
俺がそう考えていると

【コンコン】
『起きているか?』
慧音が戸を叩きそう言った
『あっ、はいどうぞ』
俺は慌ててそう答えた
『おはよう、良く眠れたか?』
慧音は部屋に入ってくるとそう聞いてきた
『あ、はい、グッスリ』
俺がそう答えると
『それは良かった・・・ん?』
慧音はふとエルフィーを見て
『この猫・・・妖怪か?』そう言った
『君は妖怪に懐かれてるんだな、』
と慧音が俺を見て言った
『は、はい』
俺がそう言うと
『まぁ良い、朝食の準備が出来てるから準備が出来たら廊下の突き当たりの部屋に来てくれ』
慧音はそう言い部屋を出た

『よ、妖怪?エルフィーが?』
俺は慧音が部屋を出るとエルフィーを見てそう言った
【ポン】
エルフィーは人間になると
『そうなんでしょうか?私にも良くわかりません・・・』
とそう言った
(ん〜、まっ)
『エルフィーはエルフィーだよ、うん』
俺は一瞬考えそう言うと
『はいっ!』
エルフィーは嬉しそうに返事し
『じゃあ私は猫のままでついて行きます』
そう言って
【ポン】
『ミャ〜ゥ』
猫になり
【シュッ】
俺の肩の上に乗った
『とりあえずご飯食べようか?』
俺が肩に乗ったエルフィーにそう言うと
『ニャウ』
とエルフィーは鳴きながら首を縦に振った



少年移動中....


(ここかな?)
俺はそう考えると
【ガチャ】
『しつれいしま〜す』
と静かに言いながら部屋に入った
『来たか』
部屋に入ると中に居た慧音がそう言った
『ほら、座って』
慧音はそう言うと椅子を引き俺に座るよう促した
『あっ、はい』
俺が椅子に座ると
『君は』
慧音はそう言い
【フニャッ?】
俺の肩に乗っていたエルフィーを掴み床に置いた
『ほら、』
エルフィーを床に置くと慧音は魚を出した
『急だったからこんな物しか用意できなかったんだ、すまないな』
慧音はそう言うと
『さて、次は君のだな・・・っとそう言えばまだ名前を聞いていなかったな。』と俺に聞いてきた
『あ〜、そういえば。久遠夕です』
俺は慧音に名前を答えた
『久遠夕か良い名前だな。』
慧音はそう言うと
『君の朝食はこれだ』
机に朝食を並べた
(ご飯に味噌汁に焼き魚に漬物・・・、俺の好きな和風だ!)
俺はそう考えると、
【パン】
両手を合わせ
『いただきます!』
そう言い食べはじめた、少し経つと
『口に合うか?』
と慧音が聞いてきた
『もぐもぐ、はい!すんごく美味しいです!』
俺がそう答えると
『そうか、なら良かった』と慧音が言った



少年食事中....



『ご馳走様でした』
俺がそう言うと
『さて、君の事は八雲紫に頼まれてるんだが。何でも観光するとか?』
慧音がそう聞いてきた
『あ〜、はい、そう言う事になりまして』
俺がそう言うと
『ちょっと待って』
慧音はそう良いどこかに行った

少し経つと
『待たせたな、ほら』
慧音が戻って来て竹筒を渡してきた
『あ、はい』
俺は受け取ると
【チャプン】
(中に・・・水?)
そう考え
『これ、水筒ですか?』
と慧音に聞くと
『ああ、観光するなら歩いて喉が渇くだろう?』
と答えが返ってきた
『何から何まですいません』
俺がそう言うと
『なに、気にするな』
慧音はそう言い
『そうだな、まず阿求の所に行くと良い。村人に稗田さんの家はどこですか?と聞けば場所はすぐ分かるはずだ』
と言った
『はい、分かりました』
俺はそう言うと
『行こうかエルフィー?』
と床で包まっていたエルフィーにそう言った
『ミャウ』
エルフィーは一言鳴くと
【シュッ】
と俺の肩に乗った
『それじゃあ、』
俺がそう言い部屋を出ようとすると
『夕方には戻って来るんだぞ』
と慧音が言った
『分かりました』
俺はそう言うと外に出た



Prologue END


【あとがき】
はい、と言う訳でかな〜り中途半端で終わっちゃいましたwww
すみませんね、なにせまだ色々未定な状態で書いてしまったので・・・。

このお話は現実世界からの幻想入りなお話です。
名前は違えど久遠夕君(主人公)の設定は現実の私を元に構成しております。
Prologue1を見て解るよう学校から帰宅なのに夜9時過ぎなのは私が定時制の学校だからです。
ちなみに夕君どうよう私も大の猫好きです!!

まぁ現実の俺の設定を一部使ってるだけで夕君はぜんぜん俺とは違う良い人ですwww

さて、結局最後まで題名を考えれなかった訳ですが(目的も)まぁ、それは次境憚が終わる頃に追い追い考えて行くつもりです。
まぁ気が代わったら次回作はこれじゃ無くなる可能性もあるのですがね。

じゃあ皆さんまたいづれ会いましょう、再見!!

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