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□雨
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俺の愛している人は男だ
まだ付き合ってはいないころは、会うたんびに喧嘩をしていた
でも、次第にひかれていった
あいつに、抱かれたい
俺は心で、そう思っていた
俺は勇気をだし、ある日そいつに思いを告げた
そいつはいつも以上に瞳孔をカッ、と開き驚いていた
が
すぐに頬を赤らめ、両思いだな、と言ってくれた
嬉しかった
涙が出るほど嬉しかった
でも...
どうして、お前は逝ってしまったの?
あんなにも俺を愛している
と、言ってくれたのに
絶対帰ってくるからな
って、頭を撫でてくれたくせに
なんで..!
なんで..
帰ってこないんだよ
俺はそっと目を瞑り、あの日初めて抱かれた日のことを思い出す。