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□思いしれ
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「多串く〜ん!」
甘えるように大きな声で土方を呼ぶ銀時
だが、土方の名字は"多串"ではない。
なのであえて無視。
「ちょ、多串くん!
無視はないんじゃないのお〜?」
無視。
「ひどっ!銀さん泣いちゃうよ〜..」
泣き真似をする銀時だが、土方は..
(いっちょ鳴かせるか..)
と考えていた。
「..。わかったわかった、土方ぁ〜俺パフェが食いてぇんだよ〜」
土方の腕をつかみ、上目使いをする銀時
(俺はお前ェが食いてぇ)
「なぁ〜いいだろー
パ・フェぇぇええ!」
耳元で叫ばれ、耳がジンジンする..
「わぁーったよ」
しつこい銀時にしびれをきらし、仕方なくパフェを奢ることにしたが、ついでに土方はあることを企んでいた..
近くのファミレスに着くと、すぐに注文する
土方は珈琲を頼み、銀時はチョコレートパフェを頼んだ
少し待っているとパフェと珈琲が運ばれてきて、銀時は嬉しそうにパフェを頬張る
(食うの早ェ..)
パクパクとパフェを口へ運んでいく銀時
もうパフェは3分の1しか残っていない
「銀時ィ、もうちっと味わって食「あ、お姉さーん!チョコレートパフェあと2個追加ぁ!」
大きく手をあげ、土方の声を遮る
「って、ゴルァァァァアア!!
なぁに勝手に頼んでんだよぉ!
普通一個だろ一個!」
銀時の胸ぐらを掴み、文句を言う土方だが銀時は残り少ないパフェをズズズぅ〜、と飲むと
「うっせぇなぁ〜
パフェの一個や二個..「お前ェが頼んだのは三個だ」
「ガタガタ言うんじゃねぇ!税金泥棒が!」