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□仕置
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土方に犯されてから一週間がたった
沖田は徹底的に土方を避けるが、土方は何もしてこない
だが、あんなことがあったのだ
迂濶には近寄れない
もう少し様子をみてみよう..
キーンコーンカーンコーン..
チャイムが終わりを告げる
教材を鞄につめ、そそくさと教室から退散しようとした沖田だが、担任の銀八に呼びとめられた
「お〜い
沖田くーん。 ちょっといいー?」
指でチョイチョイッと招かれ
サッサと行ってしまう銀八の後を追う
「先生。一体なんの用ですかぃ?
俺ぁ忙しいんでさぁ、早くすましてくだせぇ」
ダルそうについていくと、銀八は印刷室の前で止まった
「いや〜
プリントを印刷しなきゃでよー 俺、機械駄目だから♪」
そんなの笑顔で言われても..
「なんで俺なんでさぁ」
不機嫌そうに答える
銀八にひかれ、印刷室へと足を踏み入れる
「だってよー最近一人で暇そうだしさぁ..」
イスに腰をかけ、タバコに火をつける
ビクリ、 タバコから煙があがるのを見ていると寒気がしてくる
「べつ、に.,」
「ま、ちゃっちゃと終わらせるからよ!
頼むよ!」
タバコをくわえている銀八を直視できない
この間の土方との行為で、タバコを見るとつい反応してしまう
あの痕はいつ消えるのだろうか
誰かに見られてはいないだろうか
そんなことが頭をよぎる
「どーしちゃったの?
具合でも悪ぃか?」
下を向いたままの沖田を心配そうにのぞきこむ銀八
「な、なんでもないでさぁ!
さ、早く印刷すませて帰らねぇと..」