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□囚われ
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煩い

煩い

煩い...!


俺にサカラウナ




―――――


「なぁ、お前ぇに拒否権なんてねぇよな?」




「は、ぃ」


高杉はジャラリ、と山崎の首についている首輪につながった鎖をひっぱる


「お前ぇは今人質なんだよ。だからお前ぇになにしようが俺の自由。分かってんだろ?」


見回り中にあやしい奴がいたから追い掛けて路地裏に入ったらこんなザマだ

気がついたら高杉が目の前にいた


俺はこれから何をされるんだろう

拷問?

いや、むしろ殺されそうだ


「おい、聞いてんのか?」


「う、」


また勢いよく鎖を引かれ前へと倒れる


「お前ェにはこれからあることをしてもらうんでな」


あること?
真撰組の情報を吐けってか?



「山崎ぃ、てめぇは今日から俺の犬だ」


「な、なにいって...」


「うるせぇな何度も言わせんなダからてめぇは幕府のいぬじゃなく、今日から俺の犬になんだよ

腰ふってな」



「っ、」

山崎は歯を食いしばり、高杉を見上げる
だが、すぐに山崎の口端はにやり、と笑う



「馬鹿いっちゃいけませんよ。どうせ局長や副長の手にかかればお前なんて...」

そういいかけた山崎にたいし、高杉は目を見開き手をふりかざした


パンッ、という音が静まった部屋に響き渡る


ジワリと赤くなっていく山崎の頬


「な、にする...」

「馬鹿はテメェだ。俺の手にかかりゃぁ真撰組なんてゴミだ」


「だから、真撰組は...」

「屯所に爆弾を仕掛けた、っつえば利口になるか?」


反論しようとした山崎の言葉は高杉によってさえぎられた


「そ、そんな嘘...に俺がひっかかるわけ...」


「嘘だと思うなら試してみるか?」



ほら、と取り出したのはなにかのスイッチらしきもの

「お前ェが信じねぇなら別に押してもいいだろ?」


嫌な汗が頬をつたう


―――高杉ならやりかねない…!!!



「わ、かりました...大人しくします。」




「くく、そうだよ

おとなしくそうしてりゃいいんだよ」


じわじわと汗をかきつつこの状況にたえる



「そうだな、まずは着てるもん全部脱いで四つん這いになってケツをこっちにむけろ」



「ぇ、」


「早く脱げっつってんだよ」
高杉のいった言葉に戸惑う山崎にたいし高杉はつめたくいいはなつ


「一人で脱げねぇっつぅなら手伝ってやるぜ?」

「っ、結構です.....」



ガチャリ、と山崎の両手を拘束していたものがはずされる



山崎はゴクリ、とつばを飲み込みゆっくりと服を脱ぎ始める


パサ、と脱いだ服が畳に落ちる



局長...

副長...

沖田さん..

みんな..

俺、これからどうなるんだろう



ドンドン脱いで行き、後は下着だけになったがやはり抵抗があり、なかなか脱げずにいた


「早くしろ」
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