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□愛故に
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ねぇ、土方さん


どうしたらここから出してくれますか?


いい子になれば自由にしてくれますか?


―――――


土方さんが狂ってしまった。

どうして?

土方さんは俺のことが好きだと言った


だけれど連れてこられたのはカビ臭い地下室

窓も無くて豆電球がチカチカと光っている


足には足枷がついていて地下室に備え付けられているトイレにギリギリ届くくらい

風呂は..あるけど届かないから土方さんが来た時しか入れない


でも土方さんに入れてもらう時はいつも辛い

土方さんに暴力された傷にお湯がしみるから。


ここに閉じ込められてから結構月日がたった気がする

だからちょっと興味本位で出して、と言ってみた

土方さんはここに来ると何故か優しい顔をするのに急に鬼のような顔になって俺に殴り掛かった

腕を掴まれて

髪を引っ張られて

顔を殴られて

腹を蹴られて



その後怪しげな注射器を左足にうたれた

酷い暴力をされ、気を失って

起きたら俺の左足は動かなかった


愛してるから?

愛してるから閉じ込めるの?

愛されてるから出ちゃいけないの?


普通に愛しあってたらこんなことしないよね?

土方さんはおかしいんだ

あぁ
かつ、かつ。と
階段を降りてくる音が聞こえて来た




「退…?また引っ掻いたのか?」

土方さんはだらり、としている俺の腕を掴むとそういった

あれ?俺はまた腕引っ掻いちゃったんだ


最近よくする。


土方さんに無理矢理彫られた入れ墨。

そこを俺は無意識に掻きむしるようになった


きがつくと爪と腕は血まみれ


ピチャリ、と土方さんが俺の傷痕に舌を這わせる


気持ち悪い。

吐き気がする。

やめて。

そんなことしないで。

どうせまともな愛し方もできないくせに。




ここに閉じ込められてから土方さんの行動一つ一つに嫌気が産まれた


ぴちゃぴちゃと舐められている腕に力をいれ、振り払った

「退..?

俺を拒絶するのか?
こんなにも大切にしてるのに?
こんなにも愛しているのに?
俺の愛が分からないのか?















許さない




まただ

また、殴られる

暴力される


「なんでだ…

なんでわかってくれないんだ

どうして…!」

ひゅ、と振り上げられる土方さんの腕

そしてすぐに強い拳がふってくる


がっ、と鈍い音がして頭に痛みが走る


床に倒れこむとすかさず土方さんに髪の毛を鷲掴みにされた

ブチブチと髪の抜ける音

毎回こんなことされてたらいつかはげちゃうよ..


「なぁ、退。お前は俺が好きだよな?愛してるよな?
なぁ!

答えろよ!!!!!!!!!!」


「……いだ


「ん?」

お前なんか大嫌いだ!!!!!


今までにこんな大声出したことあるかな

なんて思うくらい叫んだ

だってそれほど嫌いだったから




「退..退..退..退..退..退..」



あれ?


「ひじか、たさん..?」


「もう逆らわないように。

絶対拒絶できないようにしてやる。」


「ぇ?」


がんっ、と髪を掴まれたまま床に頭をたたき付けられた

「っ、ぅあ」


「許さない…許さない…」

ぶつぶつと何かをいっている土方さんの目はとても正気とは思えなかった


「退はここが好きナンだよな
ここをいじると感じるんだよな」


服を来ていない俺を押さえ付けると土方さんは俺の乳首をいじりはじめた

カリカリと爪を立てられたり
指の腹で押し潰したり

そんな中途半端な愛撫にも感じてしまう自分が悲しい

「っ、ん..ぁ」

ちゅ、と乳首にキスをされ、そのまま口に含まれた

甘噛みされたり、吸われたり

もっと

もっと

もっと強く


下も

下もいじってよ


あなたに調教されたこの体にはそんな刺激じゃものたりないよ


「は、ぁ

っ、いた」


突然乳首に痛みが走った


強く噛まれた

軽く血が滲んでいるのが分かった


「っ、足開け」

そう言いながらも土方さんは俺の足を掴んで強制的に開かせた

つー、と双谷をなぞられる
ゾクリと寒気を感じた


「退、言う事きかないお前にはこれがお似合いだろ?」

すっ、と取り出したのは男性器の形をした玩具


「退はこれが大好きなんだよな?」


ズッ、と玩具を尻の穴にあてがうと一気に押し込んだ

あぁ゛ぁ゛ぁぁあ゛あ゛あああああ!!!!!

「うるさい」

カチャリとギャグをつけられ息がしにくい

玩具のスイッチを入れられブブブ、と動きはじめた


「これもつけような」

そういうとクリップのような物にローターがぶら下がっているものを乳首に付けられた

ローターのスイッチがいれられ乳首に刺激がいく


「ふ、んぅぅう!」

「こっちも..」

自身の先に何かがあてがわれたかと思うと一気に入れられた


前にも使われたことある
尿道バイブだ


「んんぅ゛!んん!!!!!」


どんなに泣いて首をふっても土方さんの冷たい目が俺の目を見てくれる事はなかった


「じゃあ、明日まで我慢するんだぞ」


そういって頭を撫でられた
直後視界は目隠しをされ真っ暗になった

手にも後ろで手錠をつけられた


かつかつ、と土方さんの離れていく音

ドアが閉まって

鍵をかけて

階段をあがる

視界を奪われたぶん音がよくわかる



怖い




怖い


土方さんが怖い

END




アトガキ

拍手でしたー
なんかもうウダウダで駄目です←

続編..
 

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