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□ただ愛してほしかった
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お前を生かすも殺すも俺次第。
そう､言われた時貴方にとって俺は玩具でしかないのだと確信した
いや、させられたんだ。
いつもよりセックスが荒かったから少し抵抗してみた。
そしたら微かに微笑んでいた顔は鬼のような形相にかわり俺の首にｽﾙリ､と手が巻き付いた
ひんやりと冷たい手に一瞬ｿﾞｸﾘとした
貴方はﾆﾀｧと妖しく笑うと段々と手に力をいれ､俺のくびを絞め始めた
怖い
怖い
怖い
殺される
必死になって貴方の腕を掴んだけれど貴方の腕はﾋﾞｸともしなくてさらに力がますだけだった
ギリギリと俺が腕に爪をたてると貴方の力は少し弱まった気がした
苦しい
息が出来なくて目の前が霞んで来たら貴方はスッ、と手をはなした
どうしてこんな事するの?
抵抗しちゃいけないの？
俺は貴方が好きだから静かに従ってきたけど俺にだって嫌な事があるんだよ？抵抗だってするんだよ？
人間なんだから。
生きてるんだから。
確かに俺は貴方に逆らわない｡だけど貴方の所有ぶつでもない。
泣きながら噎せていたら貴方はもう俺をいらない、と言った
どうして？何でそんな事言うの？
もう俺の躯は貴方無しでは生きていけない
お前のかわりは沢山いる
でも貴方のかわりはいないよ？
泣いて､貴方に縋ったら
拳がふってきた
痛い
痛いよ
どうして
顔を殴られた
腕を踏まれた
腹を蹴られた
髪を掴んで貴方は俺の顔をあげた
貴方は血と汗と泪と鼻水と涎れと貴方の精液で汚れたこの醜い顔を見て鼻で笑った
そして言った
相手なんてどいつでもいい
やめて。
そんな言葉聞きたくない
愛してもらえていなかった事ぐらいわかってる
わかってるけど
わかろうとしなかった
ミシミシと骨の鈍い音が聞こえる
助けて
もうやめて
愛なんてなくても愛してほしかった
矛盾したこの世界
もうどうにでもなってしまえばいい。
end
ｱﾄｶﾞｷ
なんかよくわかんないです。
突発的に書きたくなりました。
珍しくｴﾛなし！
愛ない！
ちなみに土山のつもりです。
退たその片思いっていう。