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――――――


パンッ

薄暗い地下室に響き渡る鈍い音


「っ、や」

「いや、じゃねぇよてめぇ。ほら!俺の愛を受けとれよ!」

バシン、バシンと鞭をふるわれる

後ろにはバイブがささってずっとうなっている
自身にも紐が縛ってあって色は青紫に変色していた

つい先程まで放置されていたのに帰ってきたとたんこれだ。

「ひ、ぅっ…いた、いよぉ!」

「ったりめーだろ痛くしてんだからよぉ!」


バシン、バシン!

四つん這いにされている俺の尻を土方さんは蹴り飛ばした

どん、と前に倒れている俺はすごく惨め
尻だけあげて倒れてるんだから..。

鞭で打たれ続けた背中は血がでてヒリヒリする

痛い

気を失ってしまいたい


と、突然土方はバイブのスイッチを強に変えた

ヴヴヴヴ…

「ひ、ぁ、あ、あああ!」


ヴヴヴヴヴヴ

後ろでうなり続けるバイブは止まることはなくて
俺を快楽へと落として行った

「退ぅ、お前ぇばっか気持ちよくなんのはずりぃよなぁ?」

ジジ、とジッパーの下がる音が地下室に響いた

ビクッ

その音に山崎はかすかに反応し震えはじめる

「ほら、くわえろ
前みてぇに歯は立てんなよ?」

カタカタと震えながら土方を見遣る

土方の目は冷たい
いつも山崎に向ける愛おしいものを見つめる瞳はどこにもなかった

最後の望みもなにもない山崎はすべてを諦めそっと立ち上がる

震える手を静かにのばしむきだしになった土方の自身へ触れた




ごくり

山崎が唾を飲み込んだ音がやけに大きくきこえた


土方の自身はすでに固くそそり立っていた
先走りの液で自身はテラテラと光なんともいやらしい

「ほら、早くしろ」

急かすように山崎の頭に手をそえる


怖い

舐めたくない

「っ、」

「早くしろ、っつってんだろうが!
俺は待たされるのが嫌いなんだよ!てめー何度言えばわかんだ?あ?

俺をなめてんのか?
舐めろっつってんだからおとなしく舐めろよ!」

トロトロと行動する山崎に痺れを切らした土方は怒鳴りちらし山崎の頭を股間に押し付けた

「おら、口あけろ」

「っ、は…い」


パカリとあいた口に自身をくわえ込ませると土方は容赦なく腰をたたき付けた

頭を押さえ付けられ引くこともできずにただひたすら喉奥につきささる自身にたえるしかなかった


「っ、はぁ
舌ぁ、使えよ」

「んっ、んっ、んぐっ」

グチュグチュッ

先走りと唾液がまじり合い山崎の顎を伝う

バイブはいまだに入ったまま振動を続けていた

ヴヴヴヴヴヴヴ…

グチュグチュクチュクチュ

「んっ、んっ、ん、は」


部屋には様々な音が響き渡り性独特の匂いをはなっている

「ん、は」

「っ、だす、ぞ!」

グイ、と頭をさらに押し付けられ喉奥に欲が吐き出される


「ん、っ」

山崎はカッと目を見開き苦しむが土方は自身を抜こうとはしない

「ほら。早く飲めよ。飲まなきゃ抜いてやんねーぞ?いっとくが一滴も零すなよ」


口に吐き出された欲を飲み込めないままひたすら鼻で息をしていると追い打ちをかけるように土方はゆるゆると腰を動かし始めた

「っ、か..」

むせそうになるのをひたすら我慢し
ゆっくりと喉を鳴らしながら飲み込んだ


それを確認すると土方は残念そうに自身を抜き取る

「は、ぁはぁはぁ..」

苦しそうに必死になって酸素を取り込もうとしている退が愛おしい。

そんな姿を見ただけで自身はまた熱を取り戻す

俺はおかしいのか?


あぁ、狂ってんのか。





END

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