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□人形
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「ほぅら
ただたんにタバコが吸いたいだけじゃありやせんか

マヨラーはマヨラーらしく一人寂しく吸ってやがれィ!」


ズバッ、と言い切りこの場から立ち去ろうとする沖田だが、土方はそれを許さない

「ふぅー

総悟、あんま俺をナメてっと痛い目見るぜ?」

口端をあげ、軽く笑う土方

沖田は、その一瞬の笑みがとても恐ろしく感じた

「..俺になんの用なんですかィ?」
溜め息をつき、あきらめた沖田はしかたなく土方の用件を聞きいれようとした

そんな沖田を見ながら土方ニッ、と笑い答えた

「ヤらせろ」

そう一言言った

「な、土方さんふざけんのもほどほどにしてくだせェ
それとも脳味噌までマヨネーズになっちまったんですかィ?」

呆れたように答える沖田だが、土方は表情を変えようとはしない


「ふざけてなんかねぇよ

溜っちまってよォ..」

「...」

タバコをふかしながら、空を見上げる土方をキッ、と睨む沖田だが

土方は本気のようだ

「腕離してくだせェ」

「嫌だね」

ギリリと捕まれている腕に力が入れられる


沖田からは、ツーと冷や汗が伝う

「だから一発ヤらせてくれればいいんだよ」


「嫌でィ

土方さんならそこら辺にいる女でも取っ捕まえてヤればいいじゃないですかィ」

「女には飽きた

たまには男とヤってみたくてなァ..




無理矢理に」


「な、」

カッと目を見開き土方から逃れようとするが、沖田はあっさりと土方の腕の中におさまってしまった
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