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□仕置
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30分後
なにかとハプニングもあったがなんとかプリントをすべて印刷し、銀八に挨拶をして沖田ははや歩きで帰ろうとした
だが、
ピピピピ..
突然沖田の携帯がなり、メールを一件受信した
送信者は..
土方
一瞬目を見開く沖田
ついこの間までは普通にメールをしていたが、あの件があってからは一切メール等はしていないし、話もしていない
沖田はおそるおそるメールを開き内容を読む
内容は
すぐに俺ん家に来い
来なかったら..。
その続きにはこの間の画像が張り付けられていた
瞳孔を開き、その場に立ち尽くす沖田
嫌だ..
行きたくない..
だが、行かなかったらきっとこの画像をバラまくに違いない。
もし皆に見られたりでもしたら..
学校だって行けないし外にも出られない
ただの笑い者だ
何をされるかは大体けんとうがついていたが、画像のためにも沖田は急いで土方の住むマンションに向かった
はぁはぁ、と息をきらしながら土方の部屋の前でとまる
ゆっくりと、ゆっくりと息を整えながらインターホンを押すと
すぐに
入れ
と、土方の声が聞こえた
その声はどことなく、怒りを含んで聞こえたのは気のせいなのだろうか..
そんなことを思いながら、土方の寝室へと向かう
なんどか遊びに来ていたので土方の寝室くらいは分かる
だんだんと土方の部屋に近付くにつれ、冷や汗があふれてくる
キシキシ、と静かに廊下の軋む音のみが聞こえ、部屋のノブを回す
開けると、土方らしい殺風景な部屋で土方はベッドに腰かけていた