Te

□仕置
2ページ/9ページ


30分後

なにかとハプニングもあったがなんとかプリントをすべて印刷し、銀八に挨拶をして沖田ははや歩きで帰ろうとした


だが、

ピピピピ..

突然沖田の携帯がなり、メールを一件受信した


送信者は..

土方


一瞬目を見開く沖田

ついこの間までは普通にメールをしていたが、あの件があってからは一切メール等はしていないし、話もしていない


沖田はおそるおそるメールを開き内容を読む

内容は

すぐに俺ん家に来い

来なかったら..。


その続きにはこの間の画像が張り付けられていた



瞳孔を開き、その場に立ち尽くす沖田


嫌だ..

行きたくない..


だが、行かなかったらきっとこの画像をバラまくに違いない。

もし皆に見られたりでもしたら..

学校だって行けないし外にも出られない

ただの笑い者だ



何をされるかは大体けんとうがついていたが、画像のためにも沖田は急いで土方の住むマンションに向かった

はぁはぁ、と息をきらしながら土方の部屋の前でとまる


ゆっくりと、ゆっくりと息を整えながらインターホンを押すと
すぐに


入れ


と、土方の声が聞こえた

その声はどことなく、怒りを含んで聞こえたのは気のせいなのだろうか..


そんなことを思いながら、土方の寝室へと向かう

なんどか遊びに来ていたので土方の寝室くらいは分かる


だんだんと土方の部屋に近付くにつれ、冷や汗があふれてくる

キシキシ、と静かに廊下の軋む音のみが聞こえ、部屋のノブを回す


開けると、土方らしい殺風景な部屋で土方はベッドに腰かけていた
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ