稲妻
□トラッテヌート
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◆後書◆
円鬼、というよりも円→←鬼です。
無印を見る限り、円堂さんと鬼道さんは両思い(もはや夫婦)にしか思えないんですが、10年後円堂さんは早々と結婚してしまっています。
私は円堂さんが既婚者というのを知ってから無印にはまったので大丈夫ですが、無印から円鬼好きだったらショックなんていうものではないと思います。
だから引き続き円鬼描かれてる作家さまはすごい、と純粋に感心しています。
それはともかく、
鬼道さんにとっての円堂さんって、恋愛感情を超越した親愛の情を傾ける存在だと思います。
円堂さんは、鬼道さんが道に迷って道を見失って、影に呑み込まれそうになったときも、輝ける太陽の光で暖かく照らし、力強く導き、心の中までぬくめてきた。
それゆえ鬼道さんは円堂さんの頼みは何を置いても断らないし、何があっても期待に応える。
これまで言葉には尽くせないほどの友愛と、励ましと支えを与えられ、受けてきたんですよね。
これ公式が、ですよ!
だから、もしも円堂さんの方が友情のラインをオーバーして来たのなら、鬼道さんは全力で、懸命に拒否をすると思います。
一瞬のうちに、恋人同士になる自分の幸せよりも、円堂さんの将来や夢や立場や評判や、何より円堂さん自身を守りたくて、はかりにかけられた自分の恋心なんか押し込めて封印してしまいそうな気がしてなりません。
円鬼がお似合いなのに拓鬼に落ち着いてしまったのは、公式を無視できなかったからです。
そして、ずいぶんと大人になった円堂さんに何があったのか…
これが自分なりの答えになりました。
12.05.05
なーや