短編
□こんな誕生日も…
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だが、運ぶ途中ディーノさんが気が付いたらしく、一気に起き上がった。その瞬間俺はバランスを崩して尻餅をついた。
「!…い、痛っ〜」
「大丈夫か!?」
半泣き状態でお尻を擦っていると、ディーノさんが駆け寄って来ようとしたのが駄目だったんだ。
ズカッ!
っと何も無い所でつっかえ、上半身起こしていた俺の方に倒れてきた。
ゴツッ!と音が聞こえ俺はそのまま床に逆戻りするハメになり、上にはディーノさんがいて…
「わっ、悪い//」
ガバッと俺の上から退いてくれたので、上半身を起こし、大丈夫です。と言おうと思った時知った声が聞こえた。
「跳ね馬てめぇ十代目に何やってんだ!!」
声がした方を見ると、今にでもダイナマイトに火を付けそうな恋人の獄寺くんが立っていた。
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