短編

□俺だって!
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「骸…今日から一週間俺に近寄らないでくれないかな?」

それは思いもしなかった言葉で骸は沈黙した。




【俺だって!】




綱吉くんに言われた言葉に動揺しながら理由を問い掛け様とした時下から奈々さんの声が聞こえてきた。

「ツッ君下りてらっしゃい。」
「あっ、は〜い。て訳だから一週間俺に近ずいたり、読心術なんて使ったら別れるからな!」

バタン!

言う事だけ言ってドアを閉めて階段を下りて行ってしまった。

「つ、綱吉くん…」

部屋に残された骸は複雑な顔をしてそそくさと黒曜中に戻った。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「はぁ…」

あれから三日たち、溜め息の数が日に日に多くなってきた。

本当は今にでも綱吉くんの元に駆け付けて気がすむまで抱き締め…いや、抱きたい。

ですが、綱吉くんが別れるなんて言葉を出してくるから行きたいのに行けないですよ!
全く何を考えてるのでしょうか?

「後四日ですか…」

ポツリとそんな言葉を吐いてはぁ…と何度目か分からない溜め息をついた。








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